
環境問題は、近年、ますます重要な問題になっています。これにともなって、企業にも、より積極的な対応が求められています。イオンでは、これまでも「店舗」「商品」「お客さまとともに」という3つの視点で環境保全活動に取り組んできました。同時に地域貢献活動を通じて、地域コミュニティの中心となるショッピングセンターを目指してきました。
地球温暖化の要因は、人間活動による過剰な温室効果ガス。その約90%はCO2です。これを削減し、京都議定書の目標を達成するためには省エネ・省資源に努め、ゴミを減らしていくことが不可欠です。

たとえば“リターナブルコンテナ”。これは野菜や果物を運ぶ時に何度でもくり返し使えるもので、店舗で捨てられるダンボールを減らしています。しかも、コンテナのまま売場に設置し、「ばら売り」や「はかり売り」のシステムを採用。トレイなどの個別包装が省けるため、ゴミの削減にも効果をあげています。また、風車による風力発電やソーラーパネルによる太陽光発電を使った“エコストア”の取り組み。これは、環境配慮を高めた店舗づくりを目指したもので、現在すでに3店舗で実施されています。
一方、お客さまとともに取り組む環境保全活動も積極的に推進しています。不要になった容器をお客さまにお持ちいただき、店頭に設置したボックスで回収する“店頭リサイクル回収BOX”。これを自治体やリサイクル会社に引き取ってもらい、資源として再利用する取り組みです。そして、お客さまのご協力のもとにレジ袋の削減を進める“”買物袋持参運動”。レジ袋は年間305億枚、国民一人当たり約300枚を消費するという状況にあります。わずか30分、1時間運ぶだけの役割にもかかわらず、305億枚ものゴミが発生しているのです。イオンはいち早く、あえてレジ袋の「無料配布中止」に手を挙げました。そして現在、試験的に有料化を導入している店舗では、8割ものお客さまが買物袋を持参していただいています。
また、ショッピングセンターの周囲にその土地に自生する木々をお客さまとともに植樹する“イオン ふるさとの森づくり”を長年にわたって推進してきました。現在では、日本国内外に700万本もの木々が豊かな緑を輝かせています。
リサイクル・クリーン・ナチュラルの視点で開発したエコロジー商品ブランド“トップバリュ”。イオンならではの視点と、お客さまから寄せられるさまざまなご意見・ご要望から誕生する商品は現在、約3000アイテム。消費者を対象とした昨年の調査では9位にランクされるなど、信頼のブランドへと着実に成長してきました。これもイオンの環境への取り組みが評価されたものであると考えています。

イオンは、日本の小売業として初めて、人権・労働基準に関する国際規格「SA8000」の認証を取得しました。これは世界の工場や企業で働く人々の人権の尊重や、労働環境を改善していくために構築された、倫理分野では初めての国際規格です。すでにイオンは、2003年2月、独自に「イオンサプライヤーCode of Conduct(取引行動規範)」を制定し、お取引先さまとともに、生産活動における企業倫理や労働環境に関する法令遵守などを推進及び継続的改善に取り組んできました。「SA8000」の取得も、イオンは社会から信頼される企業になるという強い決意の表れなのです。

「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」。イオンが掲げる不変の理念です。ここに一例を紹介した環境保全・社会貢献活動は、この理念から生まれたものなのです。2006年度アンケート調査によると、イオンは「環境に配慮している企業」で6位、「暮らしに役立っている企業」で9位にランクインされました。2007年度の「環境ブランド調査」では、3位にランクインされました。お客さまの生活に近い存在の企業として、幅広い支持と今後への強い期待をいただいています。これからも「平和産業」「人間産業」「地域産業」であり続けるという基本理念のもと、常にお客さまの立場に立って想像力を発揮し、従来の形にとらわれることなく新たな挑戦を続けていきます。企業が成長していくためには、社員一人ひとりの成長が不可欠です。イオンの理念に共感いただける皆さんなら、成長へのプロセスを歩むステージが、ここにあります。
イオンは、地球規模、国際的な視点で環境問題を考える、「グローバル」と地域、お客さまと連携する「ローカル」を重視して行動する企業です。困難な壁を撃ち破り、未来を切り開くには、若い人のエネルギーと感性が必要です。