小学校4年から中学2年まで、父の仕事の関係で、アメリカで暮らしていました。帰国して、大学でも英語に関係する学部に進学したように、語学を活かしたいという意識はずっとあったのだと思います。就職ということになっても、やはりアメリカとか海外というのが、私のキーワードでした。
イオンのホームページを見ていたら、グローバル10という目標を持っていることが紹介されていて、世界を見ている会社なのだと感じました。志望動機というか、理由らしい理由といえば、それだけなのですが(笑)。入社してマックスバリュに配属されたわけですが、お恥ずかしいことに、マックスバリュって何?ジャスコって何?というレベルでした。住んでいた地域に店舗がなくて、身近な存在じゃなかったということもあったのでしょうが、それにしても不勉強でしたね(笑)。
農産の担当としてスタートしましたが、入社3ヵ月を過ぎたころには野菜の発注を任されるようになりました。それまでは品出しや商品の補充だけでしたから、じつを言えば不安もありました。ただ、上司をはじめ、まわりの皆さんが本当に丁寧に教えてくださって。少しずつでしたが仕事をマスターしていくことができました。
たとえば売れ筋の商品を見極めて、商品を発注する。たとえばその日のお客さまの来場者数を予測して、品出しをする。だから、その日の天気予報も毎日チェックしています。“習うより慣れろ”とはよく言ったもので、まったくその通りですね。右も左もわからなかったのに、半年を経過するころには、ひと通りのことは身についていきました。すると、今度は仕事にも欲が出てきて。
入社後のオリエンテーションで、人事の人から、「お客さまが困っていたらすぐに声をかけてさしあげなさい」とアドバイスされました。些細なことでも、喜んでいただけるものなのだと。野田店でのことですが、週末になると来店されるご夫婦がいらっしゃって。あるとき、バナナの前で悩んでいるご様子でした。だから、声をかけて、バナナの説明をしたのです。イオンには承りカードといって、お客さまの声をいただく仕組みがあります。そのご夫婦が、バナナのコーナーでの私の対応に、お褒めの言葉を書いて投稿してくださったのです。それを店長に褒められたのですが、それよりも、たとえ小さなことでもお客さまに思いや誠意は届くのだと実感できたことがうれしかったですね。
松ヶ崎店にマネージャーとして異動することになって、“元気!”を、私のモットーにしようと考えました。お客さまにも、コミュニティ社員の方にも、私はここにいますよって、認識してもらうためです。それに、明るいほうがいいじゃないですか。
最近、異動してきたころに比べて余裕が出てきたのかもしれませんが、売場とか店舗とか、客観的に見ることができるようになってきました。そこで気がついたことは、教育の大切さ。たとえばコミュニティ社員の人が、自分自身の能力を発揮できていないと、もったいないと感じるようになって。知識とかノウハウとか、それがわからないから本来の力が出せないのではないかと。店舗をもっと良くするために、お客さまへのサービスをもっと向上させるために、人の力はとても重要だと思うようになってきました。その延長で、将来、人材育成に関するセクションに行くのもいいなと考えるようになっています。そんな自分に、少しびっくりしていますが(笑)。イオンへの就職の動機となったアメリカへのあこがれは、今も変わっていません。その一方で、人材教育という分野の魅力。イオンは、私を成長させ、可能性を広げてくれているのだと思います。

