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The MIDORI Prize for Biodiversity

日本においては、長い間、人と自然の共生が維持されていました。しかし近年、高度成長期の土地開発や1960年代の燃料革命・肥料革命により、日本における人と自然の関係にも劇的な変化が訪れました。社会経済的な理由から人と自然の関係が保たれなくなり、今日、私たちのくらしのよりどころである生物多様性の損失が大きな問題となっています。こうした経緯から、日本国内のローカルな価値や知見を守ること、また日本独自の方法論の展開や実践が必要とされています。

公益財団法人イオン環境財団は、2010年に生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が日本(名古屋)で開催されるのを契機に2009年に「生物多様性 日本アワード(国内賞)」を創設いたしました。以来 本賞は、2年に一度、奇数年に実施されています。

本賞は、日本在住の団体・個人による、生物多様性の保全と持続可能な利用に資する優れた取組を、グランプリおよび優秀賞として選出し、顕彰するものです。グランプリ受賞者(1件)には表彰状と副賞200万円が、優秀賞(4件)には表彰状と副賞100万円がそれぞれ贈呈されます。

2010年COP10において採択された「愛知ターゲット」や、2011年にスタートした「国連生物多様性の10年」を推進するため、そして私たちの緑の地球を次世代に引き継ぐため、当財団は本賞を継続的に実施いたしますとともに、様々な活動や事業を通じ、生物多様性問題に取り組んで参ります。

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