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The MIDORI Prize for Biodiversity

人類は文明を発展させる過程において、古くから自然環境を資源として利用してきました。しかし、その利用によって、地球の資源に加えられている負担は増大し続け、生態系の破壊や分断化、生物多様性の減少が引き起こされています。生態系と生物多様性の恵みを共有し、様々な生命が共生する美しい地球を将来の世代に引き継ぐために、生物の多様性を守り 持続可能な方法で利用するための行動が求められています。

2010年は、国連が定めた「国際生物多様性年」であり、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が名古屋において開催された、生物多様性主流化のマイルストーンともいえる年でした。 「The MIDORI Prize for Biodiversity」は、この重要な年を記念し、同年に設立20周年を迎えた 公益財団法人イオン環境財団によって、隔年開催の国際賞として設立されました。

本賞は、生物多様性に関し、その認識の向上と それに関わる世界の様々な取組の一層の発展を目的として、生物多様性の保全と持続可能な利用に関し 世界または地域レベルで顕著に貢献している個人を顕彰するものです。本賞は、原則3名に授与され、また受賞者にはそれぞれ、木製楯、記念品、副賞(10万USドル)が贈られます。


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