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The MIDORI Prize for Biodiversity News一覧

The MIDORI Prize for Biodiversity 2010 の受賞者フォーラムを開催しました

The MIDORI Prize for Biodiversity2010の受賞者フォーラムを、2010年10月29日(金)、上智大学において開催しました。フォーラムのプログラムは、世界的な環境保護と持続可能な開発に関し、我々に何ができるかという考察を深めるものでした。
 
ジャン・ルミール氏は、自身の南極探検の映像を上映しながら海洋における生物多様性と生物多様性に深刻な影響をもたらす地球温暖化について解説、現在地球が直面している環境問題についての意識を高めていくため、グリーン・ウェイブ大使としてその職責を果たしていきたいと述べられました。
 
グレッチェン・C・デイリー博士は、「InVESTモデル(生態系サービスとトレードオフのための総合評価)」と「自然資本プロジェクト(The Natural Capital Project)」を紹介しながら生態系サービスの価値とその重要性について概説、生態系サービスが我々にもたらしてくれている大きな恩恵を守っていくためには、多面的で長期的な視点からの考察が重要であると述べられました。
 
エミル・サリム博士は、貴重な地球環境を次世代に引き継いでいくためには、科学技術と地域の知見の協働、自然との共生が重要であること、また、開発における従来のパラダイムをシフトさせ、社会的・生態学的・経済学的視点から気候変動・生物多様性・ミレニアム開発目標に地球規模で取り組んでいくことが不可欠であるとして講演を締めくくられました。
 

講演タイトル

  • Don't Forget: Biodiversity is Our Life / Jean Lemine
  • Conservation and Development for the 21st Century: Harmonizing People and Nature / Gretchen C. Daily
  • Prosperity through Diversity / Emil Salim
 
 
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*文中の役職名は2010年10月時点のものです
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