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The MIDORI Prize for Biodiversity News一覧

The MIDORI Prize for Biodiversity 2014 の授賞式が開催されました

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2014年10月15日、The MIDORI Prize for Biodiversity 2014の授賞式が、韓国の平昌で開催された生物多様性条約第12回締約国会議 閣僚級ランチョンにおいて執り行われました。

 

The MIDORI Prize は公益財団法人イオン環境財団と生物多様性条約事務局の共催による隔年開催の国際賞で、生物多様性の保全と持続可能な利用に関し、世界または地域レベルで顕著な貢献のある個人を顕彰するものです。

 

2014年の受賞者には、カマル・バワ博士(インド) アショーカ生態学環境研究トラスト(ATREE、インド)代表・マサチューセッツ大学 ボストン校 特別教授、アルフレッド・オテング=イエボア博士(ガーナ) ガーナ生物多様性委員会 議長、ビビアナ・ヴィラ博士(アルゼンチン) ビクーニャ/ラクダと環境 学際研究プロジェクト(VICAM)代表・アルゼンチン学術研究会議(CONICET)主席研究員の3名が選出され、受賞者には岡田卓也イオン環境財団理事長より、木製楯、記念品、および生物多様性の保全事業推進を目的として副賞(10万USドル)が、それぞれ贈られました。
本賞の授賞式にご臨席いただいたご来賓のお二方、ならびに共催者からは、以下のようなメッセージが寄せられました。

 

チェ・ジェチョン博士(COP12閣僚級ランチョン ホスト、韓国生態学研究所 総長)
「今年もまたノーベル賞受賞者発表の季節となりました。しかし、ノーベル賞には生理学や医学等の受賞部門があるにもかかわらず、生態学や生物多様性の部門は設けられていません。イオン環境財団がThe MIDORI Prize を創設され、生物多様性の分野で貢献された方々を顕彰なさるということは、大変喜ばしいことです。」

 

北村茂男環境副大臣(環境省)
「The MIDORI Prizeは、生物多様性の主流化にも資する大変意義のある取組であると考えております。日本政府は今後とも、本賞の取組を後押しするとともに、生物多様性の保全と持続可能な利用の推進、愛知目標の達成に向けた様々な取組を推進してまいります。」

 

岡田卓也イオン環境財団理事長
「昨今、人間と自然との共生は世界全体の課題となっています。当財団は、21世紀を環境の世紀と見据え、2010年より本賞の実施に取り組んで参りました。本賞が、世界における生物多様性に関する様々な取り組みの一層の発展と生物多様性に関する認識のさらなる向上に寄与するものとなれば誠に幸いです。」

 

ブラウリオ・フェレイラ・デ・ソウザ・ジアス生物多様性条約事務局長
「The MIDORI Prizeは、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する意識の向上と、その主流化に関連する活動を促進するユニークでパワフルなイニシアティブです。本年の受賞者に心よりお祝い申し上げるとともに、生物多様性と持続可能な開発というアジェンダに対する受賞者の優れた貢献に感謝申し上げます。」

 

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