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2015/10/30
第4回 生物多様性 日本アワード」授賞式が開催されました

2015年10月20日、日本在住の団体・個人による生物多様性の保全と持続可能な利用に関する優れたプロジェクトを顕彰する「第4回 生物多様性 日本アワード」の授賞式が国連大学ウ・タント国際会議場(東京都渋谷区)において開催されました。

 

授賞式では、公益財団法人イオン環境財団 岡田卓也理事長による開会挨拶、環境省 奥主喜美自然環境局長によるご祝辞の後、第4回の優秀賞を表彰いたしました。さらに優秀賞受賞者の中から、「エゾシカの先進的な資源的活用促進事業」(一般社団法人エゾシカ協会)のグランプリ受賞が発表されました。

 

授与式典においては、岡田理事長より、優秀賞受賞者に表彰状、記念品と副賞100万円が、グランプリ受賞者には、表彰状、記念品と副賞200万円が贈られました。

 

本アワード審査委員・株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所 赤池 学 代表取締役所長による審査講評では、「今回応募のあった126件の中から選ばれた5つの受賞プロジェクトには、『多様なステークホルダーとの協働』、そして『生物多様性+α』という共通点がある。いずれのプロジェクトも、CSR(企業の社会的責任)をさらに踏み込み、より直接的な課題解決を図ることで公益に資するCSV(クリエーティング・シェアード・バリュー)を具体化しておられる。また、地域にメリットをもたらし、産業を創出し、行政に影響を与え、世の中に新しい価値発信をしておられることから、受賞5プロジェクトには、日本全国・世界へと今後ますますの展開が期待される。」とのコメントをいただきました。

 

受賞団体によるプレゼンテーションでは、それぞれの活動概要が紹介されました。
受賞5プロジェクトの活動概要についてはこちらをご覧ください。
第4回生物多様性日本アワード プログラム PDF

 

グランプリ

 

優秀賞1

 

優秀賞2

 

授賞式の後半では、本アワードの専門ワーキンググループメンバーでもある長島孝行教授(東京農業大学)による記念講演「生物多様性に学ぶものづくり インセクトテクノロジー」が行われました。講演では、ハチの巣に学ぶ軽くて強い素材や、カタツムリに学ぶ汚れないタイルなど、進化のプロセスで研ぎ澄まされた生き物の機能・構造を解明し、生物多様性の持続可能な利用に活かす様々な事例が紹介されました。

 

記念講演

 

 

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