Vol.431 Oct.,17 2012

環境保全と向き合う若い力が、アジアの国々で育まれていくことを願って。
日本、中国、韓国の大学生が参加し、第1回「アジア学生交流環境フォーラム」を開催。
公益財団法人イオン環境財団は8月17日から7日間、「アジア学生交流環境フォーラム」(Asian Students Environment Platform“ASEP”)を実施、早稲田大学と中国の清華大学、韓国の高麗大学校の学生計60名が参加しました。これは、2010年に名古屋で開催された「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」において、イオン環境財団が国連の生物多様性条約事務局と交わした「生物多様性みどり賞の継続」や「青少年の環境教育の推進」「植樹の実施」等について協力して取り組む覚書にもとづき実施するもの。「国連生物多様性の10年」の推進と、アジアの環境リーダーとなる人材育成を目的としています。学生たちは「文化から環境を考える」をテーマに、イオンレイクタウンの環境負荷低減施設を視察。また東日本大震災で被災した岩手県田野畑村や京都の貴船神社、鞍馬寺などを訪れ、日本の伝統的な美意識や自然観にふれるとともに、植樹などのフィールドワークを通じ、自然との共生や環境保全について学びました。最終日には、グループごとに「温故知新」「共存」など環境問題の解決に向けたキーワードを提言するなど、本フォーラムで習得した成果を発表しました。今後(公財)イオン環境財団による“ASEP”の参加の輪をアジア各国に広げる等、イオンはこれからも、グローバルな舞台で活躍できる若者の育成に貢献してまいります。