主催者挨拶
五神 真
東京大学 総長
山本 百合子
公益財団法人イオン環境財団 専務理事
「イオン未来の地球フォーラム」シリーズでは、地球の環境変化に伴って起きている自然と人間社会における問題について、最新の科学的知見をわかりやすく解説するとともに、それらの問題や現象が起こっている背景、解決すべき課題と方法について、参加者とともに考えます。第5回となる今回は、「ポストコロナの持続可能な未来」をテーマとしました。
新型コロナウイルス感染症が世界規模で拡大し、人々の健康や社会経済に計り知れない負の影響がもたらされています。そもそも人獣共通感染症がたびたび発生する背景には、人間が森林などの自然を破壊し、人間活動が野生生物の領域に近づきすぎたという問題があります。また、急速に進むグローバル化による人とモノの大移動がもたらす負の側面も明らかになってきました。また、コロナ禍でエネルギー使用量が急激に減少し、二酸化炭素排出量が大幅に削減されたことから、これを気候行動のための社会変革につなげようとする動きも始まっています。
一方で、長期にわたる在宅でのテレワークやテレスタディを余儀なくされた結果、ITを活用した新しい生活様式も生まれてきました。大学の講義や国際会議などもオンラインで行われるようになりました。こうしたライフスタイルの大変化を通じて、人々は物理的な距離を超えてつながり、より多様で国境を越えた交流も可能となりました。ウイズコロナ、ポストコロナの社会では、リアルな世界とバーチャルな世界を有機的に結びつけた新たな社会のあり方が模索されています。本フォーラムでは、ポストコロナ社会を見据えて、それを持続可能な未来に結び付けていくための道筋を、講演者、パネリスト、参加者の皆さまとともに考えていきたいと思います。
東京大学 総長
公益財団法人イオン環境財団 専務理事
京都大学 前総長
東京大学未来ビジョン研究センター 教授
国立情報研究所 所長、東京大学 教授、総長特別参与(デジタルデータ活用)
東京大学未来ビジョン研究センター 教授
東京工業大学環境・社会理工学院 教授
神奈川県政策局 SDGs推進担当部長
公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)
戦略マネージメントオフィス コミュニケーション・共創担当ディレクター
フューチャー・アース国際事務局 日本ハブディレクター
東京大学未来ビジョン研究センター 特任教授
公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)理事長