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プロフィール

Nakano, Shin-ichi (中野伸一、日本)

Nakano, Shin-ichi (中野伸一、日本)

京都大学生態学研究センター 所長、教授

京都大学生態学研究センター所長、教授。専門は淡水・海洋環境における微生物の生態。

1994年7月、「琵琶湖のリン循環における食細菌性鞭毛虫の役割」で京都大学より博士号(理学)を取得。1994年4月より、滋賀県琵琶湖研究所研究員として、琵琶湖のアオコ発生のメカニズムにシアノバクテリア(Microcystis)が果たす役割を解明するため、多くの研究プロジェクトを実施。1996年には、愛媛大学農学部助教授として、淡水環境、とりわけ富栄養湖における原生生物の生態研究に従事。1999年、愛媛大学沿岸環境科学研究センターの開設にあわせ、同センターに異動、真珠養殖がさかんな沿岸海洋におけるプランクトンの食物連鎖動態について、研究を実施。2003年には愛媛大学農学部に戻り、淡水・海洋の流水・静水環境における食物連鎖の動態に関する研究を行う。

2008年、京都大学生態学研究センター教授に就任。2013年より同センター センター長。湖沼、とりわけ琵琶湖におけるバクテリア、藻類、原生生物の生態に重点をおいた食物連鎖の動態についての研究を進めている。2009年~2011年、環境省プロジェクト「世界的に分布するシアノバクテリア(Microcystis aeruginosa)が形成するブルームについての生態生理学、生物系統地理学、環境社会学的考察」(FY 2009-2011)を実施。著した論文は100を超える。2013年7月、生態学琵琶湖賞を受賞。

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