English

Topics

2012/06/23
国連持続可能な開発会議(リオ+20)開催

 

RIO+20入口.JPG6月20日~22日までの3日間、リオデジャネイロ(ブラジル)において、「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」が開催され、国連加盟188か国と3オブザーバー国から98名の首脳及び多数の閣僚級が参加したほか、政府関係者、自治体、企業、NPOなど約4万人が参加しました。日本からは玄葉外務大臣をはじめとした政府代表団130名が参加しました。

 

リオ+20は、1992年にリオデジャネイロで開催された「国連環境開発会議(地球サミット)」から20周年を迎える機会に、同会議のフォローアップ会合として開催されたものです。地球サミットでは、「環境と開発に関するリオ宣言」やリオ宣言を具体化するための行動計画である「アジェンダ21」が採択されたほか、気候変動枠組条約や生物多様性条約が署名されるなど、今日に至る地球環境の保護や持続可能な開発の考え方に大きな影響を与えました。

 

リオ+20は、「持続可能な開発及び貧困根絶の文脈におけるグリーン経済」及び「持続可能な開発のための制度的枠組み」をテーマに掲げ、これらに対する政治的コミットメントが確認されるとともに、ミレニアム開発目標(MDGs)達成の重要性、持続可能な開発において人間が中心であることの認識、そして全てのリオ原則及び過去のコミットメントが討議され、会議の最終日に採択された成果文書「我々が望む未来」へとまとめられました。

 

ジャパンパビリオン中.JPG日本は政府代表演説を通じ、「人間の安全保障」の考え方に立ち、「緑の未来」イニシアティブを実行していくことを明らかにしました。これは、①環境未来都市の世界への普及、②世界のグリーン経済への移行、③強靭な社会づくりの3本柱を中心とする貢献策となっています。

 

また日本はこの会合に合わせ、「日本のグリーン・イノベーション-復興への力、世界との絆」をテーマとしたパビリオンを設置し、優れた環境技術や省エネ技術の発信に加え、東日本大震災を経験した日本として、災害に強い社会づくりに貢献する姿勢をアピールしました。

 

パビリオンのエリアは以下の6つとなっており、38団体が参加しました。

○震災の教訓

○研究・観測・人づくり

○自然資本の維持活用

○環境未来都市

○環境技術

○世界への貢献

 

ソース:外務省「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」

English