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2012/06/24
「生物多様性と震災復興」をテーマとするイベント「KIZUNA MESSAGE for Biodiversity」開催

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国連持続可能な開発会議(リオ+20)のジャパンパビリオンにおいて、2012年6月18日、「生物多様性と震災復興」をテーマとするイベント「KIZUNA MESSAGE for Biodiversity」が開催されました。

 

これは、環境省の協力のもと、国連生物多様性の10年日本委員会、経団連自然保護協議会、イオン株式会社、公益財団法人オイスカの共同主催により開催されたイベントで、東北の子どもたちが世界に向けて「Thank youメッセージ」を発信するとともに、国境を越えて世界の子どもたちが協力しあい、持続可能な社会を築いていくための共同宣言が行われました。

 

イベントでは、東日本大震災の被災地、宮城県亘理町の中学3年生池田由佳理さん(イオン新名取店チアーズクラブ)と、インド在住のRajat Agrawalさん(15歳)が英語でスピーチを行いました。二人は、このイベントの事前プログラムとして、5月12日、13日に宮城県で開催された「自然と共生する未来へ向けた世界子ども会議 in 東北」*に参加した仲間です。

 

「私たちの街は少しずつ復興しています。地球を守るために一緒に動きましょう。(中略)森が私たちや畑を、冷たい海の風から守ってくれている。」震災で親戚を亡くした池田由佳理さんは、スピーチの中で力強く訴えました。

 

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スピーチの後は、「Origami Green Wave」が展開されました。これは、子どもたちの宣言を応援するために、日本の伝統文化である折り紙を使って、「おりがみの木(環境保全に対する思いなどのメッセージを記入した木の折り紙)」をつくるプログラムです。会場には開催国ブラジルの子どもたちも飛び入りし、子どもから大人まで、会場が一体となり、未来に向けたメッセージが発信されました。

 

*「自然と共生する未来へ向けた世界子ども会議 in 東北」について

「KIZUNA MESSAGE for Biodiversity」の事前プログラムとして、2012年5月12日、13日に宮城県で開催(主催:イオン株式会社、公益財団法人オイスカ)されたイベント。アジア・太平洋地域5ヵ国(フィジー、インド、インドネシア、フィリピン、タイ)から訪日した子どもたち10名と東北の子どもたち20名が、被災地や復興の取組現場を訪問したり、自然と共生できる「ふるさとづくり」について様々な意見交換をしたりし、リオ+20の場で発信する行動宣言が作成されました。

 

 

ソース1:環境省「リオ+20ジャパンパビリオン~「KIZUNA MESSAGE for Biodiversity」~の開催について(お知らせ)」

ソース2:環境省「自然と共生する未来へ向けた世界子ども会議 in 東北」 ~ リオ+20ジャパンパビリオン事前プログラム ~ の開催について (お知らせ)」

 

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