English

Topics

2012/09/20
The MIDORI Prize for Biodiversity 2012 受賞者決定

1004記者会見0920.JPG公益財団法人イオン環境財団は、第2回「The MIDORI Prize for Biodiversity(生物多様性みどり賞)」を生物多様性条約事務局との共催により実施し、9月20日の記者会見において、受賞者を発表しました。

「The MIDORI Prize for Biodiversity」は、隔年開催の国際賞で、生物多様性の保全と持続可能な利用に関し、世界または地域レベルで顕著に貢献している個人を顕彰するものです。

同賞は、2010年に生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が名古屋において開催されたことと、同年が国連の定める「国際生物多様性年」であることを記念し、同年に設立20周年を迎えた公益財団法人イオン環境財団が創設したものです。

第2回を迎える今年は、COP10で採択された「愛知ターゲット」や2011年にスタートした「国連生物多様性の10年」の推進、生物多様性の主流化に長年にわたる貢献が認められた3名に同賞の受賞が決定しました。

10月17日には、インドのハイデラバードで開催されるCOP11の閣僚級会合に併せて授賞式が行われます。また、授賞式に引き続き、同月22日、東京の国際連合大学ウ・タント国際会議場において、受賞者の記念講演が開催される予定です。

 

 

【受賞者について】

 

karurosu.jpg・フアン・カルロス・カスティーリャ博士(チリ) チリ カトリカ大学海洋生態学 教授

南米における海洋生態学のパイオニア。脆弱な立場にある沿岸・海洋コミュニティと協働し小規模海洋保護区がグリーンエコノミーの形成に貢献可能であることを示した。

 

 

rodorigo.jpg・ロドリゴ・ガメス・ロボ博士 (コスタリカ)  コスタリカ生物多様性研究所 (インビオ) 代表

インビオにおける生物多様性インベントリー作成を通して生物多様性を独創的かつ具体体性のある姿で提示。生物多様性の保全と利用に関する成功例を示した。

 

 

bokui.jpg・ボ・クイ博士 (ベトナム) ベトナム国家大学ハノイ校 自然資源管理・環境研究センター 名誉総長

戦争で疲弊した国土の緑化を通して他の開発途上国における自然環境保全・修復の手本を示し、人間によって破壊された自然の再生が可能であるという、美しい希望を与えた。


English