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2013/04/16
2013年4月15日、第3回「生物多様性 日本アワード」に関する専門ワーキンググループ会議が開催されました。

専門ワーキンググループは本アワードが第3回を迎えるにあたって、2010年COP10において採択された「愛知ターゲット」や、2011年にスタートした「国連生物多様性の10年」を推進するため新たに設置されたもので、企業、学術団体、教育機関、自治体、NPO, NGO等による活動に知見のある専門家によって構成されています。専門家の視点からアワーについて深く掘り下げ、また、分野横断的な視点から、本アワードのさらなる充実を目指すものです。

本アワードの専門ワーキンググループ会議を終え、本賞の審査委員であり専門ワーキンググループのメンバーである香坂 玲氏(金沢大学大学院人間社会環境研究科 地域創造学専攻 准教授)は、次のように述べられました。

 

「実際には素晴らしい活動が行われているのに、十分に認知されていない地道な活動、研究開発がたくさんあります。本アワードが、言わば既に「勝ち馬」の有名な取組みだけではなく、発掘する役割も果たすことによって、そうした事例に注目し、光を充てることができればいいと思います。 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の開催を契機に、その前年にスタートした本アワードは、復興、世界経済など、グローバルにも、ローカルにも、ますます重要になってきています。

 

 生物多様性は、私たちの暮らしの隅々にまで生活の豊かさの源として関係しています。保全か開発かという二者択一ではなく、どのように賢く守り、利用していけるかどうかが問題です。ハチの受粉、薬品や化粧品のアイディアの源として、生物多様性って皆さんの生活の豊かさ、ライフスタイル、そしてお財布にも実は関係してくるのですよ。是非、生活者として、企業人として、あるいは父母、祖父祖母として、地球の未来を考えましょう。」

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