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2013/09/13
第2回 アジア学生交流環境フォーラム(ASEP)開催

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公益財団法人イオン環境財団が主催する「アジア学生交流環境フォーラム(ASEP)」が2013年8月2日から8日まで韓国で開催されました。参加者は、中国の清華大学、日本の早稲田大学、韓国の高麗大学校、ベトナム国家大学ハノイ校から選ばれた学生80人(各国20人)。「環境と人」をテーマに、国籍や文化の違いを超えて活発な議論が交わされました。

 

ASEPは、「国連生物多様性の10年」が2011年に始まったことを受け、その推進と世界的な視野で活躍する環境分野の人材育成を目的として、10年計画で実施されています。  1回目の昨年は、日本で実施され、日中韓3カ国から60人の学生が参加。第2回を迎えた本年から、新たにベトナムが加わりました。

 

今回のASEPでは、近代産業の発達に伴う自然資源の搾取や環境破壊などの環境問題解決に向け、自然や歴史・文化の異なる地域での自然資源の利用を学び、持続的な自然との共生のために何ができるかを考察。学生たちの知見を高めるため、有識者による講義や現地でのフィールドワーク等、多彩なプログラムが実施されました。

 

 

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済州島では、ユネスコ世界自然遺産の「コムンオルム」へ登り、「KFRI(温暖化亜熱帯地帯リサーチセンター)」の漢南試験林を見学。さらに、大規模干拓事業が進む全羅北道の巨大干潟「セマングム」へ赴き、緑化に向けて記念植樹が行われました。ソウル市街では、グループごとに市民にアンケートを行うなど、限られた期間の中、4カ国80人の大学生たちは、親交を深めながら討論を重ねました。

 

ソウルで行われた閉講式では、これらの経験を基に、学生たちが持続可能な未来に向けた提言を発表。「自然との共生」や「環境マネジメント」などの言葉が掲げられました。最後に、イオン環境財団の岡田卓也理事長から修了証が授与され、韓国でのフォーラムは成功裡に幕を閉じました。

 

 来年のASEPは、中国で開催される予定です。イオン環境財団では、ASEPへの参加を毎年アジア各国に広げ、国境を越えて環境を考える場としていくことを計画しています。

 

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於  韓国  高麗大学校キャンパス

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