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2014/03/28
国立公園の森の再生に取り組む3年間の植樹活動がスタート 第1回「ベトナム ハノイ植樹」

ハノイ郊外に位置するバ・ヴィ国立公園では、ベトナム戦争時の爆撃被害や戦後復興時の住宅・家具等への材木利用、及び近隣住民による生活伐採によって、荒廃した森が放置されてきました。    

 

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2014年3月22日、公益財団法人イオン環境財団は、ベトナム国家大学ハノイ校の協力のもと、森の再生植樹を実施する3か年計画に着手しました。この植樹プロジェクトは、地域の学生や住民への環境教育を支援することにより、公園内の豊かな自然の回復を目指すものです。

 

当財団の植樹活動は、1995年の「第2回日中環境問題国際シンポジウム」(北京)において提案された「北京・万里の長城植樹」に端を発します。これを受けて翌年の1996年、生態学者の宮脇明氏を調査団長に迎え、植樹の樹種の選定、採種、育苗等について実施調査と討議が行われました。こうした調査等は、地域に自生する樹種を混植・密植することによって、土地本来の植生をとりもどすことを目的とするもので、当財団が国内外で植樹を実施する際に実施されています。

 

 

 

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ベトナムにおいては、2010年から3年間にわたり「ベトナム フエ植樹」を実施し、これまで7万本の木々を植樹いたしました。この度のバ・ヴィ国立公園での植樹プロジェクトは、ベトナムにおける活動をさらに展開するものとなりました。

 

バ・ヴィ国立公園には、The MIDORI Prize 2012の受賞者、ボ・クイ博士(ベトナム国家大学ハノイ校自然資源管理・環境研究センター名誉総長)にもご来場いただき、日本とベトナムのボランティアの皆様560人とともに、ショウナンボク、アオギリ、コナラなど12種、2500本を植樹いたしました。また、環境負荷の小さい自然エネルギーに触れ、環境学習のきっかけになるよう、ベトナムの中学校に太陽光発電設備が贈呈されました。

 

イオン環境財団では、国内外における植樹活動を実施しております。またこの植樹活動が、より多くの方々にとって生物多様性の大切さをあらためて認識していただく契機になればと願っています。

 

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木.png国内の植樹活動 

海外の植樹活動 

 

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