この度は、生物多様性みどり賞をいただき、大変光栄に存じます。 長年に渡る自然保全活動の中で、世界中の壮大な自然を訪れる機会を 得て、政府役員、NGO、先住民、地域住民など、保全活動の擁護者た ちと、共に働くことができました。この賞を受賞するにあたり、 パートナーや同僚である彼らに、心より感謝いたします。彼らの多く は、限られた資金、あるいは困難で危険な環境下において、自然公園、 保護地区を維持、管理、修復しています。そしてそれは、現在、 そして未来の世代のために、生息地や種を守るための活動です。
「保護地域」は生物多様性保全の基礎です。人々の幸福と福祉、食料と水の安全、気候変動適応の 助力、安心安全な保養地や健康的かつ持続可能な暮らしの提供など、社会に対し多くの利益をもたら します。現在、我々が取り組む課題は、保護・保全地域、またその地域を維持、管理する人々を尊重 し、支援することで、名古屋で設定された愛知ターゲットの目標 11 について 2020 年までに達成するこ とです。