日本ユネスコエコパークネットワークとの連携協定

2017年8月、日本ユネスコエコパークネットワークと当財団は国内初となる連携協定を締結しました。本連携協定は、「生態系の保護・保全のみならず、自然と人間社会の共生に重点を置く」というユネスコエコパークの理念に当財団が賛同し、締結するものです。両者は、本協定を機に次代を担う子どもたちへ豊かな自然を届けるため、以下の4つの事項について連携して取り組んでいきます。

連携事項

  • 生物多様性の保全
  • 持続可能な資源利用と発展
  • ユネスコエコパークを利用した環境教育
  • ユネスコエコパークの価値と知見の啓蒙

3つの地域(ゾーニング)
日本ユネスコエコパーク

生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)について

生物圏保存地域(ユネスコエコパーク※1,Biosphere Reserves: BR)は、1976(昭和51)年にユネスコが開始しました。ユネスコの自然科学セクターで実施されるユネスコ人間と生物圏(MAB: Man and the Biosphere)計画※2 における一事業として実施されています。

※1
2010(平成22)年1月、生物圏保存地域(BR: Biosphere Reserves)により親しみをもってもらうために、BRを日本国内ではユネスコエコパークと呼ぶことが日本ユネスコ国内委員会で正式に決定されました。

※2
人間と生物圏(MAB)計画とは、生物多様性の保護を目的に、自然及び天然資源の持続可能な利用と保護に関する科学的研究を行うユネスコの政府間事業です。
http://www.mext.go.jp/unesco/005/1341691.htm