北海道斜里郡斜里町は、1977年、乱開発の危機にさらされていた知床の開拓跡地を買い取り、植樹して緑を回復させることを目標に「しれとこ100平方メートル運動」を全国に呼びかけてきました。当財団は、この運動に賛同し、2002年から2006年までの5ヵ年計画で、同運動地内約5ヘクタールで、のべ1,610名のボランティアが9,003本のオヒョウ、ミヤマザクラ、カシワ、ミズナラ等を植樹しました。また2004年に、かつて知床の原生林に数多く生息し、現在絶滅の危惧にあるシマフクロウが棲む森を再生するために、イオンがクリスマスラッピングキャンペーン「シマフクロウに森を返そう!」募金キャンペーンを行い、お客さまからの募金と財団からの1千万円の拠出をあわせて総額1,920万8,134円を(財)知床財団に贈呈しました。2005年には「世界自然遺産 知床の森をまもろう!」キャンペーンでお預かりしたお客さまからの募金に当財団が1千万円の拠出とあわせ総額2,187万1,917円を斜里町知床国立公園内森林保全基金に贈呈しました。