環境・社会貢献活動

フェアトレード

カカオ豆の生産者

 

力を合わせて、より良いカカオと暮らしを

 

1988年に設立されたCONACADO(コナカド)は、ドミニカ共和国の8つの地域、約10,000の小規模カカオ農家の共同組合組織です。
 アメリカのみだった販路を共同組合にすることでヨーロッパにまで広げるほか、有機栽培など品質向上、生産性向上に継続して取組んでいます。フェアトレード認証を受けることで、安定した収入と地域全体の生活環境改善も図っています。

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生産者はこんな人

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カカオ豆農園労働者 Lazaro de Marlaさん

お孫さんが11人いるLazaro さん。農園管理や雇用(人手不足の時に近所の人を雇う)などの業務を行っています。長年カカオ栽培に携り、孫11人のおじいちゃんでもある彼は、「この仕事が好き」と答えてくれました。

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カカオ豆加工労働者 Jaimer Mansuetaさん



大学に通いながら働いている彼は、大学卒業後、教師になるのが夢。カカオ豆の収穫後の管理(豆の受け取り、移動、発酵、乾燥、日付管理)を行っています。お母さんも農園で働いています。

カカオ豆ができるまで

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ナタのようなもので堅い殻を割り、パルプと呼ばれる白く甘い果実に包まれた種子を取り出したものを麻袋に入れて、ミュウ(ロバや馬に似た動物)に載せて加工場へ運びます。
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種はパルプとともに発酵させて香りの成分を醸成させます。発酵場は木製のひな壇が3段用意されています。最初に上段に投入し、1日ごとに前面の木蓋を外して下段に移し、3日で発酵完了。発酵の時の臭いは、納豆と腐ったトロピカルフルーツを足したような、ものすごい臭い!
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発酵した豆を乾燥させます。まずは天日干しし、乾燥機で仕上げます。

環境に負荷をかけないように


農園というよりは森に近い印象。地面は枯葉で覆われていて、ふかふか。この枯葉はやがて肥料となって豊かな土を作っていくため、 ここでは化学肥料は必要ありません。実の堅い殻も肥料として農園にまかれるほか、乾燥作業で燃料として使用しています。
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恩恵は地域コミュニティに還元


CONACADO共同組合は、FLO(Fairtrade Labelling Organizations International)により認証を受け、公正な価格で取引された収入と、地域コミュニティの生活改善に使用できるプレミアムを受け取っています。

山の中にある地域では、上水道が整っていないところも多く、女性や子どもがふもとの水源まで1日に何往復もしなくてはなりません。そこで、水タンクや井戸を設置したところ、非常に便利になったと女性たちが喜んでいました。

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「フェアトレード」取引の恩恵から卒業し自立した生産者になるためには、さまざまな知識が必要です。コンピューターもそのひとつ。世界の貿易相手と取引を行うためには必要な技術です。子どもから大人まで、村のスタッフによる指導を受けています。

プレミアムは、他にも学校の施設供与やカカオ豆を運搬するのに必要な道路整備などにも使われています。
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