イオン チアーズクラブ全国大会2016
全国で選ばれた50クラブが、自然体験プログラムを通じて交流を深めます。
全国8地区で開催された イオン チアーズクラブサミット(各クラブが1年間の活動成果を壁新聞を使って発表する大会)で、上位入賞を果たした50クラブ 235名(1クラブ代表2~5名)が、イオン チアーズクラブ全国大会2016に参加しました。
東日本地区の26クラブのメンバーは沖縄で、西日本地区の24クラブのメンバーは北海道で、それぞれ他クラブの仲間と交流しながら、その土地ならではの自然体験プログラムに参加しました。
この大会は日々の生活で触れることができない自然環境の中で、その土地ならではの体験プログラムを通じて、チアーズメンバーの新たな気づき(日本の自然の多様性、自然のめぐみへの感謝など)、環境問題への関心を育む場とすることなどを目的としています。

全国大会2016 in 沖縄
- 実施日
- 2016年7月26日(火)~7月29日(金)
- 実施場所
- 沖縄県国頭郡恩納村周辺
- 参加者
- 「イオン チアーズクラブサミット」(年間の活動発表会)で優秀な成績をおさめた東日本地区の26クラブ
- 参加人数
- 121名
- 参加地区
- 北海道、東北、関東、新潟の26クラブ
- 体験プログラム
-
- 壁新聞セッション
- マングローブ観察とカヌー体験
- 環境省やんばる野生保護センター見学
- やんばるの森トレッキング
- イノー(礁池)で生きもの観察
- サンゴの苗づくり・タッチプール見学
- 美ら海水族館見学
沖縄大会の活動風景(2016年7月26日~7月29日)
オリエンテーションでは、まず参加者が仲良くなるためのゲームをしました。

参加した全店舗で壁新聞セッションがおこなわれました。メンバーは記者になり、他店の新聞を読んで感じた疑問をインタビューしました。

マングローブを構成するオヒルギ・メヒルギ・ヤエヤマヒルギについて学ぶとともに、根元に生息するカニやハゼなどを観察しました。

慶佐次湾、大浦湾の2会場で2人1組のペアになり、カヌーに乗りました。2人で呼吸を合わせ、上手にパドルを漕いでいました。

活動グループ毎に配布されたワークシートを持って、答えを求めて野生生物保護センターの館内を見て回りました。

やんばるの森トレッキングでは、珍しい生きものに会うこともできました。

イノー(礁池)で生きもの観察では、星の砂を集めたり、洞窟で綺麗な魚も見つけました。

サンゴの苗をつくりました。また、プログラム終了後の夜、恩納村漁業協同組合より感謝状もいただきました。

タッチプールでは、ウニやナマコ、オニヒトデといった沖縄の海の生きものに沢山触れることができました。

美ら海水族館では全長8.6mものジンベエザメやナンヨウマンタをはじめ、多種多彩な魚たちが泳ぐ大水槽を間近で見ることができました。

大会を通して得た「学び・気付き」について、参加者全員の前で発表・共有し、一人ひとりが自分の考えを持って帰りました。

参加者全員の集合写真

参加者の声
イオン帯広店
メンバー
大会期間中、北海道ではなかなか見られない色や形の動植物を見ることができました。特に印象に残ったのは、魚やヒトデです。
北海道ではあそこまでカラフルな生物は少ないのですが、沖縄にはたくさんいました。また沖縄の海はとても綺麗で、水が透き通っていました。
イオン札幌桑園店
保護者
北海道とは全く違う環境の地で、沢山の自然と触れ合い、本やテレビを見るだけでは感じられない多くの大切な時間を過ごせたと思います。
学校の勉強とはまた違う、人としてとても大事な事を活動から学ばせてもらい感謝しております。
イオンいわき店
メンバー
いつもは見られないような珍しい陸と海の生き物を見ることができたのでよかったです。しかし今、その生き物たちは、大変な状況にあることも分かりました。
例えば、外来種がいたり、地球温暖化の影響でサンゴが死んでしまったりということです。マングローブの観察では、いろいろな生き物が全て繋がりを持っているということが改めてよく理解でき、よかったと思います。
イオン三川店
保護者
親元を離れ、友達とコーディネーターの方だけで、普段は行けない所に行ったり、体験できたことは本当に良い宝物をもらったと思います。沖縄の自然に触れ、地元との違いや環境の変化を感じられたことや、全国から集まってきた友達と仲良くなり、本当に良い体験を仲間と一緒に出来て、ありがたいです。
今は消費社会で物を大切にしたり、自然を大切にすることが少なくなっているので、チアーズの活動を通して、これから考えていかなければならない課題を知ることが将来に役立つと思っております。これからもよろしくお願いします。
イオン太田店
メンバー
今回の大会を通じ、楽しいだけではなくて、沖縄の陸でも海でもいろいろな問題を持っていることが分かったので、ヤンバルクイナなどの野生生物を保護したり、サンゴの苗を作ったりして守っていきたいと思います。また、自分たちも自然を壊したりしないように気を付けていきたいです。
イオン下妻店
保護者
やんばるの森トレッキングでは、虫の写真をたくさん撮ってきて、「これは○○。これは○○で毒があるんだよ」と色々教えてくれて、沖縄ならではの虫や、自然を見てこれたことはとても良かったです。またプログラムの“ここがポイント”など、全般的に子どもに分かりやすく、自分で考え、行動できたことも良かったです。
全国大会に参加した息子は、いろいろな面で成長出来たと思います。このような機会を与えて頂いたことにとても感謝します。イオン チアーズクラブに1年生の時から参加させて頂き、環境、エコ、自然などについて学ぶことが出来、とてもよい経験をさせて頂いています。
イオン津田沼店
メンバー
サンゴが少なくなって生き物が生きられなくなったり、外来種の問題などが沖縄で起きていることが分かったので、生き物を守る努力をこれからしていきたいです。
自分で作ったサンゴの苗が大きく育って、生き物が増えてくれると嬉しいです。
イオン銚子店
保護者
初めて訪れた沖縄の大自然を通して、色々な経験をさせていただき、特に実際に見たり、触れたりした事で、植物や生き物について娘自身も深く考えることが沢山あったようです。
カヌー体験もとても良かったと、何度も話してくれました。沖縄の生き物だけでなく、自分の町や周りでも生き物を尊重し、大切にしようと思う心が芽生えた様子で成長できたと思います。
家族や学校では出来ないような経験を子どもの時代にさせていただき、また沢山の全国のチアーズメンバー達にも会って仲良くなる等、これからの自身の成長により役立てていけると思います。ありがとうございました。
全国大会2016 in 北海道
- 実施日
- 2016年8月3日(水)~8月6日(土)
- 実施場所
- 北海道虻田郡ニセコ町周辺
- 参加者
- 「イオン チアーズクラブサミット」(年間の活動発表会)で優秀な成績をおさめた西日本地区の24クラブ
- 参加人数
- 114名
- 参加地区
- 東海、近畿、北陸、中四国、九州、沖縄の24クラブ
- 体験プログラム
-
- 壁新聞セッション
- くっちゃんウォークラリー
- 尻別川ラフティング
- 「北海道の野生動物事情」講座
- 牧場での酪農体験
北海道大会の活動風景(2016年8月3日~8月6日)
オリエンテーションでは、まず参加者が仲良くなるためのゲームをしました。

参加した全店舗で壁新聞セッションがおこなわれました。メンバーは記者になり、他店の新聞を読んで感じた疑問をインタビューしました。

店単位で豪雪地帯・倶知安の市街地を探検。冬を乗り切るための工夫でどんなものがあるか町の人に聞いたりして、調べました。

北海道産とうもろこしなどの昼食を食べながら、倶知安の町の人たちと交流を深めました。

尻別川でのラフティング。川周辺にすむ動物についてガイドをしていただきながら、大いに楽しみました。

川で見た魚についての話や、川原の石の裏にいた虫の話を楽しそうにしてくれました。

北海道の野生動物(特にエゾシカ)の生態について、酪農学園大学の学生さん達に解説していただきました。

生え変わりの際に抜け落ちた、古いエゾシカの角を使ったクラフトにも挑戦しました。

酪農体験をしました。最初は腰が引けていたメンバーも徐々に慣れていきました。

乳搾りも体験しました。生まれてから死ぬまで人に管理されている牛のお話を酪農家の皆さまから伺い、命の大切さを知りました。

活動の振り返りとディスカッション。ディスカッションのテーマは「動物は人間と過ごす方が幸せか」「人間と関わらないで生きる方が幸せか」メンバーは自分の考えを積極的に発表しました。

参加者全員の集合写真

参加者の声
イオン岡崎南店
メンバー
倶知安の住民の方々や大学生、コーディネーター、サポーターなど、初めて会った人とのふれあいを大切にすることが大事だと思いました。
動物と人は平等な存在なのに人間は知性と感情を持ち、土地を開拓し、自然を壊し、動物を絶滅させてしまいました。
人間は責任をもって絶滅させた動物のような悲劇を二度と起さないようにするべきだと思います。
MV伊豆長岡店
保護者
普段、買い物をするだけの『マックスバリュ』でしたが、娘・息子がチアーズクラブに入会させていただき、御社が会社として環境に、そして地域に貢献する取り組みを行っている事を知りました。家庭ではなかなか体験できない事に参加させていただき、本当に良い機会を与えていただいたと思っております。
イオン奈良店
メンバー
プログラムではラフティングがとても楽しかったです。北海道の野生動物事情の講座では、奈良公園のシカのことを考えていました。
エゾシカが増えすぎたからといって殺されるのはかわいそうです。それは人間の勝手だと思います。奈良公園みたいにシカと共生することはできないのかなと思いました。
イオン野々市南店
保護者
全国大会は子ども達に環境について学び、触れさせられるとても良い機会だと感心しております。何より自分達で学んだことをもとに、意見を出し合い、環境についての壁新聞を作り、競い合って全国大会に行くその一連の流れが、より一層子ども達の勉強意欲と好奇心、体験する楽しみを刺激していると思います。
全国大会に出場することの達成感と環境についての取組みを実行しいろいろと考えていく中で、大人に育っていく、良くできたプログラムだと思います。
是非これからも続けていっていただければと思います。
イオン新居浜店
メンバー
壁新聞は自分達で完璧だと思っていても他の人が見た時、質問が大変多くあるということに気づけました。倶知安の町には分からないものが多かったけど知ることができたし、愛媛では思いもしなかったエゾシカが増えすぎていることに気づけたことがとても嬉しかったです。
4日間の活動のおかげでこれからの生活の目標についても考えることができました。
イオン広島府中店
保護者
北海道の雄大な自然に触れ、「自然をどのように守っていくべきか」ということを深く考えるよいきっかけになったと思います。
特に「動物は人間と暮らした方がいいか、別々に暮らした方がいいか」のディスカッションでは、いろいろな考えや意見があることを知り、動物も含めた自然環境をどう守っていくべきかを自分なりに考えたみたいです。息子はチアーズクラブを通して「自分達には何ができるのか」「何をするべきなのか」を考えるきっかけをいただいています。今後とも、親子で自分達に出来る社会貢献を考えていきたいと思います。
イオン天草店
メンバー
動物のことについて勉強したり、体験をしていくと、自分の知らないところでこんなことが起きているんだ、こんなことが自分の生活につながっているんだなと思いました。
この体験を通して学んだことを忘れずに生活をしていきたいです。
イオン那覇店
保護者
全国大会を通して、自然や環境に対して「これから自分は何をするべきか?できることは何か?」を改めて考えるきっかけになったと思います。
また他府県にも同じようにチアーズクラブで頑張っている仲間がいることを知り、そのメンバーと今回一緒に活動することが出来て、とても有意義な4日間になったと思います。
このような素晴らしい機会を与えてくださり、ありがとうございます。