イオン チアーズクラブ全国大会2017
全国で選ばれた50クラブが、自然体験プログラムを通じて交流を深めます。
全国8地区で開催された イオン チアーズクラブサミット(各クラブが1年間の活動成果を壁新聞を使って発表する大会)で、上位入賞を果たした50クラブ 232名(1クラブ代表2~5名)が、イオン チアーズクラブ全国大会2017に参加しました。
東日本地区の26クラブのメンバーは沖縄で、西日本地区の24クラブのメンバーは北海道で、それぞれ他クラブの仲間と交流しながら、その土地ならではの自然体験プログラムに参加しました。
この大会は日々の生活で触れることができない自然環境の中で、その土地ならではの体験プログラムを通じて、チアーズメンバーの新たな気づき(日本の自然の多様性、自然のめぐみへの感謝など)、環境問題への関心を育む場とすることなどを目的としています。

全国大会2017 in 沖縄
- 実施日
- 2017年7月25日(火)~7月28日(金)
- 実施場所
- 沖縄県国頭郡恩納村、うるま市周辺
- 参加者
- 「イオン チアーズクラブサミット」(年間の活動発表会)で優秀な成績をおさめた東日本地区の26クラブ
- 参加人数
- 121名
- 参加地区
- 北海道、東北、関東、新潟の26クラブ
- 体験プログラム
-
- 壁新聞プログラム
- 「壁新聞を読む」
- 「壁新聞からお互い学び合う」
- 美ら海シーカヤック体験
- ビーグ(沖縄い草)と自然素材のクラフトづくり
- 伊計島でビーチクリーン活動
- 回収したゴミの分別・調査活動
- サトウキビの収穫と黒糖づくり体験
- 美ら海水族館見学
- 壁新聞プログラム
沖縄大会の活動風景(2017年7月25日~7月28日)
壁新聞プログラム①では他のクラブの壁新聞を読み、どんなことを質問したいか、また自分たちの新聞のPRポイントを考えました。

ビーチクリーン活動の事前レクチャーでは、海岸の漂着ゴミについて事前に学習し、またこの活動の目的についても考えました。

2人1組でシーカヤックを体験しました。2人で呼吸を合わせ、力を合わせて漕ぎました。

ビーグ(沖縄い草)と自然素材を使って、オリジナルのクラフトづくりに挑戦しました。

伊計島のビーチでイオン琉球のチアーズメンバーたちと一緒にクリーン活動をして、海岸の漂着ゴミをたくさん拾いました。

回収したゴミはペットボトルや発泡スチロール、レジ袋等に分別、またラベルを見てどこの国から流れてきたものか調査もしました。

壁新聞プログラム②ではメンバーが記者になり、他クラブの新聞を読んで感じた疑問をインタビュー形式で質問し合いました。

地元の農家の方々のご協力のもと、サトウキビ刈りを体験しました。

サトウキビを使った様々なリサイクル(搾りかすからペーパータオルをつくる等)の学習をした後、黒糖づくりも体験しました。

美ら海水族館の大水槽「黒潮の海」の前で。巨大なジンベエザメの迫力ある群泳を間近で見ることが出来ました。

今回の沖縄での活動・体験を振り返り、これからの自分の行動目標をそれぞれ考え、紙に書き出し、メンバー同士で共有しました。

参加者全員の集合写真

参加者の声
イオン旭川西店
メンバー
海にゴミがあるという問題が、世界にもそして日本にもあるということは知っていたけど、伊計島のビーチにあんなにゴミが流れ着いていたことにビックリしました。
でもみんなでビーチクリーン活動をして、翌日ウミガメが清掃したビーチに早速卵を産みに来たことを聞いて、嬉しかったです。また沖縄に行きたいと思います。
イオン苫小牧店
保護者
学校や家庭では体験できないことをたくさんさせていただき、日々の活動から全国大会までのすべてに対して、イオン チアーズクラブに感謝しています。
他校であったり、異学年であったり、イオンのコーディネーターさんだったり、たくさんの人と出会い、一緒に活動できることで子どもたちはたくさん刺激を受け、コミュニケーション能力を育てられ、また新しい世界を見つけさせていただいています。
イオン多賀城店
メンバー
全国大会に参加して、沖縄の漂着ゴミの量がとても多いことに気付きました。私もゴミの量を少しでも減らすように自分で出来ること、「海岸にゴミを捨てない」「ゴミはゴミ箱に捨てる」「ゴミの分別をきちんとする」を早速実践したいです。またいらなくなったものを「リサイクルする」「直して利用する」「他の人に使ってもらう」などの取り組みもしていきたいです。サトウキビの搾りかす(バガス)から、ペットボトルができるということに驚きました。
イオン土崎港店
保護者
全国大会を通じて様々な経験をしながら、その中でビーチクリーン活動をして「社会に奉仕する」という気持ちを学べたのではないかと思います。
また全国大会から帰ってきて「積極性」が身に着いた気がしています。秋田とは違った海の色、自然を体験し、日本の地理・歴史にも興味が出てきた様子です。
親が経験させてあげられないことをたくさんさせていただきました。今の彼女にしか、感じられないものもあったかもしれません。本当にありがとうございました。
イオン太田店
メンバー
ビーチクリーン活動で見た漂着ゴミで、リサイクルできるものもたくさんあったのにしていなかったものがとても多かったので、私たちは少しでもゴミが少なくなるようにリサイクルをこれからたくさんしていこうと思いました。美ら海シーカヤック体験や、ビーチクリーン活動等、沖縄でしか見られない景色や植物をたくさん見ることができてよかったです。この自然を守っていきたいと思います。
イオン新発田店
保護者
会うことが貴重な他店舗のチアーズメンバーと数日生活をすることで、活動や会話の中からも学ぶことがあったようです。特にプログラムの活動は、感動と発見の多い貴重な体験ができ、関わってくださった皆様からいろいろ声をかけていただいたようで充実していたとのことです。不安なことはなく、全力で楽しむことができました。
全て忘れないように、記録を残して「まとめノート」を作成中です。自ら進んでノートを作ろうと始めたのは初めてのことです。環境保全について意識が高まってきました。
イオン日の出店
メンバー
沖縄のビーチでもゴミがたくさん流れ着いて、海が汚くなっていることを知ったり、鳥の雛がプラスチック片を誤って食べて死んでしまうこともあることを知って、悲しくなりました。だから一生懸命、ビーチクリーン活動でたくさんのゴミを拾いました。これからは繰り返し使えるものをできるだけ利用する等、自分に出来ることはしっかりとやって、自然を大切にしていきたいです。
イオン柏店
保護者
今回の全国大会は、娘にとって大変貴重な体験となり、本人もとても喜んでおりました。自分で考えて行動したり、またグループで協力して物事を進める大切さを学ぶ事ができる良い機会となりました。私たち家族は東日本大震災後、岩手県陸前高田市から千葉県に来ました。そのため、イオン チアーズクラブの活動はもちろん、他にもイオンの皆さまが中心となってやっていただいている被災地に対しての植樹活動やボランティア活動等に感謝しております。本当にありがとうございます。
全国大会2017 in 北海道
- 実施日
- 2017年8月2日(水)~8月5日(土)
- 実施場所
- 北海道虻田郡ニセコ町、寿都町周辺
- 参加者
- 「イオン チアーズクラブサミット」(年間の活動発表会)で優秀な成績をおさめた西日本地区の24クラブ
- 参加人数
- 111名
- 参加地区
- 東海、長野、近畿、北陸、中四国、九州の24クラブ
- 体験プログラム
-
- 壁新聞プログラム
- 「壁新聞を読む」
- 「壁新聞からお互い学び合う」
- 倶知安(くっちゃん)ウォークラリー
- 尻別川でのラフティング
- 北海道のリサイクルを学ぶ
- 「北海道の森を守る」
- 「北海道の海を守る」
- 壁新聞プログラム
北海道大会の活動風景(2017年8月2日~8月5日)
壁新聞プログラム①では他クラブの壁新聞を読んで、自分が聞いてみたいと思った質問を付箋に書いて、その新聞の上に貼りました。

店単位で豪雪地帯・倶知安の市街地を探検し、冬を乗り切るための工夫でどんなものがあるか街の人に聞いたりして、調べました。

北海道産とうもろこしなどの昼食を食べながら、倶知安の町の人たちと交流を深めました。

尻別川でのラフティング。メンバーたちは迫力満点の川下りを大いに楽しみました。

全身びしょ濡れになったものの、グループのメンバーで力を合わせてゴールしました。

壁新聞プログラム②ではメンバーが記者になり、他クラブの新聞を読んで感じた疑問をインタビュー形式で質問し合いました。

ホテルの裏にある森で木の伐採を見学し、伐採した木を運び出すお手伝いをしました。

森の木の枝を使って、オリジナルスプーンをひとりずつ制作し、森で出来るリサイクルを体験しました。

寿都漁港ではホタテの殻むきにチャレンジし、むいた殻は乾燥させた後、粉砕して肥料としてリサイクルされていることも学びました。

漁港で出る魚のあら等を使って、海の磯焼け対策に使う堆肥をつくっている工場を見学し、堆肥を触ったり、匂いを嗅いだりしました。

今回の北海道での活動・体験を振り返り、これからの自分の行動目標をそれぞれ考え、紙に書き出し、メンバー同士で共有しました。

参加者全員の集合写真

参加者の声
イオン東浦店
メンバー
初めて北海道へ行き、北海道の大自然の中にいる心地よさだったり、倶知安の町のユニークなところ(2階にドアがある家があったり、雪だるまが壁にくっついている家があったり等)がとても面白かったです。また今年のチアーズの活動テーマである「ゴミ・リサイクル」についても自分の考えを深めることができました。これからは「リサイクルをする」のではなく、「気付いたら自分のやっていたことはリサイクルだった」と思えるような生活をしていきたいと思います。
イオン浜松志都呂店
保護者
寿都漁港でのプログラムでは漁船に乗船したり、また尻別川でラフティングを体験させていただいたり、普段の生活ではできない経験をたくさんさせていただいて、息子にとってとても貴重な4日間だったと思います。五感を目一杯使った体験を通して、リサイクルの大切さをしっかりと感じ取ることができたようです。
イオン野々市南店
メンバー
初めて全国大会に来て、自分のためにリサイクルをすると言う人もいれば、地球のためにリサイクルをすると言う人もいて、皆リサイクルを大切に、真剣にそれぞれで考えていることが分かりました。またいろいろな方法で、それぞれがリサイクルをしていることも店舗メンバーとの話し合いで分かりました。
特にコーディネーターさんの着なくなった服を使って、草履を作るというのがすごいと思いました。私の家でもお風呂で使ったお湯をそのまま捨てないで、洗濯をする時の水として使う「水のリサイクル」をしています。
イオン日根野店
保護者
レクリエーションと学習がよいバランスで組まれていたので、飽きたり途中で挫折することなく、全て前向きに吸収できたようです。ゴミを減らす工夫や、実践している方の話を詳しく話してくれ、嬉しくなりました。その場のにおいや、触ってみた感触まで話していて、五感の全てで体験してきたのがよく分かりました。
初めての友達とも楽しく過ごせたようで、良かったです。このような機会をいただき、本当にありがとうございました。
イオン広島祇園店
メンバー
今回の全国大会で一番驚いたのは、木にはひとつも無駄がないということです。幹は燃料にできるし、枝や葉は工作に使え、木を燃やした熱で料理も作れることが分かりました。一から十まで使えるので素晴らしいと思います。また枝を使って、自分のオリジナルスプーンを作りました。
思い出になるものを作れたので、スプーンを使う度に今回学んだことを思い出します。大会を通して、リサイクルの大切さを改めて確認する事ができました。
これからの生活では「自分がしていて楽しくなるリサイクル」を取り入れて、色々な人に広めていきたいと思います。
イオン倉敷店
保護者
寿都漁港での海のリサイクルについてのプログラム(漁船乗船体験、ホタテの殻剥き、漁港で行っているリサイクルについての学習)はまさにここでしかできないプログラムだったので、非常に良い経験になったと思います。3泊も子どもだけで外泊させた事がなく心配でしたが、いろいろな友達と交流して、一回り成長して帰ってきたように思います。イオンが目指す環境への取り組みは、子どもだけでなく親の私達も理解して、取り組みに参加していこうと思いました。
イオン佐賀大和店
メンバー
北海道の森林整備のプログラムでは、木の一本一本の大切さ、それをリサイクルすることの大切さが分かりました。また自分のスプーンを作ることもできて良かったです。
私はこれから緑を増やすために、できるだけ庭に花や植物を植えたいと思います。あと生ゴミ等は堆肥化して、畑などに使っていきたいです。自分の身近な生活で何かリサイクルができることはないか、もう一度じっくり考えてみたいと思いました。
イオン若松店
保護者
チアーズクラブに参加させていただき、自然や環境については勉強させていただいておりますが、今回の全国大会での経験により更に、「もっと未来のためにリサイクルをしないといけないと思った」と帰ってきて本人が話してくれました。北海道で自然に触れ、また様々な体験を通して、何か感じることがあったのだと思います。日頃よりチアーズクラブの活動では、地球のために身近な環境や社会への取り組みをさせていただき、大変感謝をしております。
これからの本人の人生にとっても、とても良い経験になったと思っております。