イオン ふるさとの森づくり

はじめに

イオンふるさとの森づくりは1991年に始まったイオンの環境活動を代表する取り組みの一つです。
地域で活動させていただくことに感謝し、「お客さまとともに」こだわりを持った植樹を行ってきました。 店舗の周りに古くからある神社、お寺や屋敷林に残る樹木を調べて、その土地の本来の植生を推定し、店舗ごとに植える樹木の種類や割合を決めており、緑の量だけでなく質にもこだわった、いわば店舗ごとのオーダーメイドの森となっています。ここでは、そのこだわりの数々をご紹介します。

「イオン ふるさとの森」はこうしてできました

「イオン ふるさとの森」はこうしてできました

「イオン ふるさとの森づくり」3つのこだわり

「イオン ふるさとの森づくり」3つのこだわり

こんな風に植えています

こんな風に植えています

「イオン ふるさとの森」主要樹木図鑑

「イオン ふるさとの森」は、お店ごとに植える樹の種類や本数の割合を変えています。この図鑑では、主要な高木・亜高木や低木を紹介しています。
ふだん目にしている「ふるさとの森」の木々も名前や特徴がわかると楽しくなります。葉っぱの特徴や花の時期を覚えて、あなただけの樹木図鑑を完成させてください。

森林の階層構造

「イオン ふるさとの森」ではその地の潜在自然植生に基づき、さまざまな樹木を植えます。樹々は密植しているため、少しでも光を得るために有利な場所を得ようと競って成長します。
やがて植栽帯は図のように立体的な階層構造を形成します。日向を好むものや日陰を好むもの、風や寒さに強いものや弱いものなど樹種ごとにそれぞれ異なる特徴を持ち、与えられた環境の中で自らに最も適した場所を占有することで、安定した森を構成することができます。
さまざまな環境が存在する森は、植物以外の生物にとっても暮らしやすい場所であり、全体として多くの生物が集う豊かな生態系をはぐくむことができます。

一口メモ 高木・亜高木・低木とは?一般に、樹高が5mを超える木のうち、10m以上に生長するものを高木、10mを超えないものを亜高木(中木)と呼びます。シイ・タブ・カシやヤブツバキ・ネズミモチなどのように、ふるさとの森の主役となる木々たちです。また樹高が3mを超えない木のことを低木と呼んでいます。トベラ、シャリンバイ、クチナシなどのように、株立ちして、季節によって色とりどりの花を咲かせます。ふるさとの森では植栽帯の裾や駐車場の出入り口等に植えられています。

地域による植樹の違いについて

沖縄から北海道まで南北に長い日本列島ですが、植物については山岳地帯などを除くと、大きく2つのエリア ーブナクラス(落葉樹中心)と、ヤブツバキクラス(常緑樹中心)ー に分けられます。ここでは便宜的に、関東以西エリアをヤブツバキクラス、北海道・東北(青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島)エリアをブナクラスと分けています。お店の所在地によって主要な樹種が異なりますので参考にしてください。一般に夏緑広葉樹林帯は降雪地域と異なり、落葉樹中心の植生となります。他方、常緑樹林帯は冬も葉を落とさず光合成をおこなう常緑樹が植生の中心となります。また、両方のエリアで育成する樹種もたくさんあります。

背の高くなる樹木(高中木)

一般に、樹高が5メートルを超える木のうち、10メートル以上に生長するものを高木、10メートルを超えないものを中木と呼びます。
シイ・タブ・カシやヤブツバキ・ネズミモチなどのように、ふるさとの森の主役となる木々たちです。
背の高くなる樹木(高中木)
アラカシ
シラカシ
ウラジロガシ
イチイガシ
スダジイ
タブノキ
クスノキ
ヤブニッケイ
シロダモ
クロガネモチ
モチノキ
ホルトノキ
ヤマモモ
ヤブツバキ
カクレミノ
ネズミモチ
コナラ
ミズナラ
クヌギ
ブナ
ケヤキ
ヤマザクラ
ナナカマド
カツラ
コブシ
イタヤカエデ
トチノキ

林縁の花木(低木)

株立ちをして樹高が3メートルを超えない木のことを低木と呼んでいます。トベラ・シャリンバイ・クチナシなどのように、季節によって色とりどりの花を咲かせ、蜜を求める昆虫を呼び寄せます。 ふるさとの森では植栽帯の裾や駐車場の出入口等に植えられています。
林縁の花木(低木)
カンツバキ
アセビ
クチナシ
サツキ
シャリンバイ
トベラ
マサキ
ヤツデ
シモツケ
ユキヤナギ
ムラサキシキブ
ヤマブキ
アジサイ