持続可能なカカオの調達に向けた取り組み
イオンは、自然資源の持続可能性と事業活動の継続的な発展との両立を目指し、「イオン 持続可能な調達原則」に基づいた商品調達を行っています。この調達原則をさらに推進するため、このたび、イオンのプライベートブランドで販売するすべてのカカオで使用する原料を持続可能性の裏付けがとれたものへと変換するという新たな目標を設定しました。
この目標達成に向け、これまで取り組んできたフェアトレード等の第三者認証を取得した原料調達を拡大するとともに、生産地それぞれの状況に合わせた調達計画を立て、生産者や労働者の方々が抱える課題解決の支援を実施していきます。
持続可能なカカオの調達
下記いずれか、もしくは両方を満たしていることを持続可能性の裏付けとして確認します
● イオンが認定する第三者認証を取得した原料を使用していること。
(例)国際フェアトレード認証 など
● 生産者や労働者の方々が抱える社会課題の解決に向けたプロジェクトを、イオンが直接、支援し生産地の持続的な発展に寄与していること。
(例)生活・報酬面の課題解決、環境保全活動、労働環境の改善、教育機会の拡大 など
フェアトレードとは?
フェアトレードは、途上国などの立場の弱い生産者に、寄付ではなく、商品を適正な価格で継続して買い取ることで、生産者が自立できるように支援する貿易の仕組みです。
適正な価格で買い取った商品をイオンが販売し、お客さまに購入いただくことで、継続的な支援が実現します。
それは、お客さまの声で始まりました。
2002年にお客さまから「日常生活を国際貢献と結びつけるパイプ役になって欲しい」との要望をいただいたのが始まりです。お客さまを主役に、イオンだからこそできる国際貢献の形として取組んだものが「フェアトレード」です。
(写真:メキシコのコーヒー生産者)
イオンのフェアトレード、実はたくさんあります。
イオングループでは、トップバリュで商品を開発しているほか、グループ各社でもフェアトレードの商品を取り扱いしています。
国際フェアトレード認証の取り組み
国際フェアトレード認証とは
原料の生産地にまでおよぶ徹底した管理体制が確立されていることにより、生産者、輸出・輸入者、製造加工者、トップバリュ、お客さま、すべての関係性において信頼できる商品の証です。 日本国内における、国際フェアトレード認証ラベルのライセンス事業、製品認証事業、フェアトレードの教育啓発活動は、認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンが行っています。
生産者がフェアトレードによって実現できること
- 環境を守りつつ「品質の高い良い買い物を作るための情報」「適切な価格」「プレミアム」を得る
- 子どもの教育や地域の環境を自らの力で改善できる
ご存じですか?2つのフェアトレードラベル
国際フェアトレード認証ラベル
原料が生産されてから、輸出入、加工、製造工程を経て「国際フェアトレード認証製品」として完成品となるまでの各工程で、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)が定めた国際フェアトレード基準が守られていることを証明するラベルです。フェアトレード認証対象原材料は原則100%認証のものを使用し、かつ全原材料中フェアトレード含有率20%以上の製品を認証しています。
国際フェアトレード原料調達ラベル(FSIラベル)
主に複合材料製品に使用されるもので、タブに記載されている原料(カカオ)が、フェアトレードとして調達されていることを示しています。 企業は生産者に対して記載されたフェアトレード認証原材料の調達量を増やしていくことを約束し、毎年互いに評価し合い、調達量の拡大を目指します。