イオンの健康経営従業員のために ウエルネス経営の推進
TOPICS
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2017年2月
イオン株式会社・イオンリテール株式会社「健康経営優良法人(ホワイト500)」認定(new window. for pdf file.)
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2017年12月
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2018年2月
イオン株式会社・イオンリテール株式会社 2年連続「健康経営優良法人2018(ホワイト500)」認定(new window. for pdf file.)
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2018年12月
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2019年2月
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2020年6月
目的
イオンは、お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献するという基本理念のもと、絶えず革新を続ける企業集団として、お客さま第一の実践に取り組んでいます。
お客さま第一の実践に取り組むのは、大事な資産である従業員(イオンピープル)です。イオンピープルの健康づくりは、企業活動の要であり、従業員が健康であってこそ、地域のお客さまにも健康と幸福をもたらすサービスを提供できるという考えのもと、2016年に「イオン健康経営宣言」を発表し、健康経営を推進しています。
イオンの健康経営 目的
- ヘルス&ウエルネスの推進(従業員の健康への関心と知識の向上)
- 業務生産性の向上(健康で活力ある職場、地域のお客さまへのサービス提供)
- 従業員満足の実現(従業員と家族の健康維持・増進、家庭・地域生活の充実)
<イオン健康経営宣言>
イオンは従業員と家族の健康をサポートします
そして、従業員とともに地域社会の健康とハピネスを実現します
あゆみ
年度 | 年月 | 内容 |
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2016年度 | 2017年1月 | 人事政策発表会にて「イオン健康経営宣言」 |
2017年2月 | 健康経営優良法人2017(ホワイト500)初年度取得(イオン・イオンリテール) | |
2017年度 | 2017年度 | イオン健康推進会議の定期開催開始(以降、毎年開催) |
2017年7月 | グループ各社に「健康推進責任者」「健康推進担当者」を選任 | |
2018年2月 | 健康経営優良法人2018(ホワイト500)取得(3社) | |
2018年度 | 2018年4月 | 巡回健診項目の胃がん検診としてABC検診を開始 |
2018年度 | 健康ポータルサイト「Pep Up」開始 | |
2019年2月 | DBJ 健康経営格付融資 グループ4社が取得 健康経営優良法人2019(ホワイト500)取得拡大(10社) |
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2019年度 | 2019年5月 | 第1回イオン健康経営推進全体会議 開催 |
2019年7月 | 幕張本社(イオンタワー及びアネックス)を全面禁煙 | |
2019年9月 | 第2回イオン健康経営全体会議 開催 | |
2020年2月 | 健康経営優良法人2020(ホワイト500)取得(14社) | |
2020年度 | 2020年1月 | 新型コロナウイルス感染症グループ対策本部 立上げ |
2020年5月 | イオン健康経営推進会議 開催 | |
2020年6月 | イオン新型コロナウイルス防疫プロトコル 発行 | |
2020年8月 | グループ労使懇談会 健康推進重点目標 確認 | |
2020年10月 | 第3回イオン健康経営推進全体会議 開催 |
推進体制
健康経営を推進するために、イオン株式会社人事・管理担当執行役を推進責任者とするイオン健康推進室を設置しています。メンバーは推進責任者、総括産業医、保健師、人事企画部、グループ会社人事部門、イオン健康保険組合、イオングッドライフクラブの各責任者等で構成されており、経営戦略の観点から従業員の健康維持・増進のための施策を検討・実行しています。また、グループ各社に健康推進責任者と担当者を置き、それぞれ主体的な健康経営の推進に取り組んでいます。経営陣と労働組合が社内課題について意見交換するグループ労使懇談会においても健康課題を取り上げ、健康経営の取組方針やKPI設定・進捗確認等を実施しています。
推進会議の開催
2017年度よりグループ主要会社を交えた「イオン健康推進会議」の定期開催を開始し、2019年度よりグループ全社の健康推進責任者・担当者を対象とした「イオン健康経営推進全体会議」を新たに定期開催しています。「推進会議」では、グループ方針の策定や進捗確認を行い、「全体会議」では、イオングループ一体となって健康経営を推進するため、健康増進・管理施策の水平展開を図っています。2019年度は特別講演として、経済産業省 江崎禎英様、元女子ソフトボール日本代表監督 宇津木妙子様などを招き健康管理に関してご講演いただきました。定期開催により、継続した健康増進・健康管理施策の充実を図っています。
健康増進の取組み
従業員の健康意識を高めるための全社的な取り組みとして、毎年2ケ月間、全従業員参加型の「健康チャレンジキャンペーン」(健康に関するプログラムの中から、各自がコースを選択しチャレンジする制度)を行っています。「健康チャレンジキャンペーン」参加者は、2015年度15,630人、2016年度15,182人、2017年度27,180人、2018年度26,536人、2019年度27,230人と「健康経営宣言」後の2017年より大幅に増加しました。
また、2018年4月には、従業員の健康リテラシーを高め、健康改善への主体的な取り組みを支援することを目的として健康ポータルサイトPepUpを立ち上げました。PepUpでは40歳以上の方は健診結果を各自確認することができ、自分自身の健康情報を元に「健康年齢」という指標を出し、アドバイスを得る事ができます。健康改善が認められた場合には健康ポイントが付与され、WAONポイントに交換できる仕組みになっています。PepUp内で案内される健康ウォーキングイベントに参加した従業員は、参加しなかった従業員に比べて、次年度の健康診断で新たに「30分以上の運動習慣がある」と回答した割合が25%高くなりました。2020年10月時点で55,374人が登録し、健康改善行動に取組んでいます。また、従業員のヘルスリテラシー向上のため、2019年にはPepUpを活用している従業員のうち希望者にウエアラブルデバイスを無償貸与し、2020年10月時点で25,000人以上が活用しています。本年新たにウエアラブル端末所持者にアンケートを実施、健康に関する意識が向上した方が84.6%、運動量が増えた方が58.2%、睡眠習慣について意識が改善された方が71.6%と効果があらわれています。
健康管理の取組み
従業員の健康管理について、イオン健康推進室が重点管理対象者の選定基準を設定するなど、目標数値を達成するための健康管理活動の水平展開を図っているほか、イオン健康保険組合では、その活動を支援するために会社の健康年齢や課題がわかる健康通信簿を発行しています。
健康管理面では、例えば35歳の節目の従業員に対し、健康診断の受診項目を追加することで早期から生活習慣の気づきを促すアプローチを実施しています。また、2018年度より巡回健診診断に胃がんリスク分類(ABC健診)を導入し、従業員がより受診しやすい検査に変更しました。グループ従業員の健康課題は、高年齢およびその進展に伴う①高血圧者②高血糖者③喫煙率が高いことと考え、下記の重点管理対象者を選定しています。
- 【イオン健康推進室の重点管理対象者選定基準】
- 収縮期血圧180mmHg 以上 または 拡張期血圧110mmHg 以上
- 血糖250mg/dL 以上(食後時間を問わない)または HbA1C 9.0% 以上
イオン健康推進方針と重点目標
イオンの健康経営(全体像)
GLC=イオングッドライフクラブ(グループ共済会)
2020年度健康推進方針
- グループ一体の取組み
- コロナ感染症対策
- 経済産業省 ホワイト500へのチャレンジ
- 今倒れてもおかしくない有所見者への対応
- 禁煙促進・受動喫煙対策
- 従業員のヘルスリテラシー向上・メンタルヘルス対策
- 健康関連データの一元化
- 40歳未満 健康診断データの集約・分析
- 専門的な分析と対策
- 産業医科大学データベース化事業参画・活用
- 安衛研とアドバンテッジによる組織分析・活用
2020年度重点目標
- 「禁煙」 喫煙者数 前年比25%削減(前年実績5%削減)
- 「高血圧」 血圧要治療者の受診率100%(前年受診率49%)
(収縮期 160以上または拡張期 100以上) - 健康経営優良法人 チャレンジする会社 全社認定(前年14社認定)
新型コロナウイルス感染症対策
新型コロナウイルスの感染防止対策として、2020年1月にグループ対策本部を立ち上げ、2020年6月には「イオン新型コロナウイルス防疫プロトコル」を策定しました。地域を支えるライフラインとしての使命を果たすべくグループ企業が連携して種々の対策に取り組んでいます。
お客さまへの安全・安心のご提供はもちろんのこと、パートナーである専門店企業の皆さまとともに、グループ従業員が安心して働きお客さまへの対応ができるよう、入館時の検温実施、体調管理アプリ等を活用した従業員体調管理の徹底、手洗い・アルコール消毒・うがいの励行、食品担当者・接客部門担当者のマスク着用等、グループ全従業員の体調管理を徹底し、安心してご来店いただける店舗づくりに取り組んでいます。