株主さまからいただいたご質問・ご意見

株主さまからいただいたご質問・ご意見

※株主のみなさまから事前にいただいたご質問・ご意見と株主総会内でいただいたご質問・ご意見の中から同じ内容を多数いただいたものについて回答させていただきます。

経営方針

総会事前アジアシフトをすすめる上で中国リスクがあるということが今回の新型コロナウイルスで明らかになったのではと思っている。中国リスクをどのようにコントロールしていくのか。

海外リスクは中国に限った話ではなく、政治的な観点からもそれぞれの国にリスクがあり、バランスを取りながら難しい舵取りをしていかなければならないと考えています。海外リスクについては、常に考慮し、覚悟をもって取り組んでいます。

総会付加価値のある商品は国内で調達し、それ以外は中国以外のベトナムやマレーシア等、店舗展開をしている国のネットワークを活用して調達するべきではないか。

どこの国であれ調達先が極端に集中するのはリスクであり、分散を進めています。国内産品を軽視するものではありませんが、現状を鑑みると国内調達には限りがあります。イオンが責任を持って管理した安全・安心な商品を海外からも調達し、皆さまにご利用いただくことが最も大事だと考えます。

総会名古屋エリアは、イオングループの大型店ができると近隣のイオングループのもとからあったお店はさびれてしまう傾向にある。エリア単位でのグループ会社の業態間の調整はどう考えているか。

名古屋エリアに限らず、店舗開発については地域特性やマーケットを分析して、グループ横断であるべき業態の検討を行っています。今後はネット事業も加味して、出店・業態戦略を考えていきます。

店舗・サービス

総会新型コロナウイルスの影響で消費行動が変わり、冷凍食品へのニーズが高まるのではないか。新しい業態として、冷凍食品専門の無人型の小型店舗を提案したい。

冷凍食品のニーズは高まっており、無人店舗についても検討していかねばならないと考えています。なお、無人店舗ではありませんが、冷凍食品専門のスーパーマーケット「ピカール」を14店舗展開しており、そちらの方もぜひご利用ください。
ピカールWEBサイトはこちら

事前アプリやクーポンが複数あり複雑で、レジが混雑する原因になっていると思われるので、改善してほしい。また、クレジットカードのタッチ決済を全店導入してほしい。

レジでの決済時間短縮については、これまでも多くのお声を頂いており、システムの改修を進めています。
この度の新型コロナウイルスの影響でキャッシュレス決済と、なかでも非接触型の決済ニーズが加速しています。これを受け、総合スーパー店舗、およびスーパーマーケット店舗にて、タッチ決済端末の導入を進めており、全てのレジ端末への導入を加速させたいと思っています。また、多数存在するグループ各社のお買物系サービスやアプリの集約を進め、シンプルでわかりやすい販促と利便性の高い決済サービスを早急に構築します。

事前セルフレジでは万引きが多いのではないか。システム面はもちろん「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」などのお客さまへのお声がけを徹底するなどセキュリティ対策をもっとすべきなのではないか。

頂戴したご意見を真摯に受け止め、改めて挨拶の徹底を図り、ご来店いただいたお客さまに気持ちよく安心してお買物していただけるよう努めてまいります。あわせて、レジシステムの改修やセキュリティ対策の強化なども進めていきます。

事前外出自粛でネットスーパーを使い始めたが、注文できない状況が続いている。受付件数の拡大等、ネットスーパーの強化について今後の方針をお聞きしたい。

現在のネットスーパーがお客さまのニーズに十分にお応えできておらず、誠に申し訳ございません。ネットスーパーの強化は経営の重要課題の一つと考えています。昨年提携したイギリスのOcado社の最先端のノウハウ及び技術を積極的に取り入れ、お客さまのご期待に添えるように早急に同事業を強化してまいります。
株主総会の中でも社長の吉田がネットスーパー事業の強化について説明申し上げています。ぜひ、こちらからご覧ください。

事前買い物かごを触って新型コロナウイルスに感染するのが怖い。従業員が消毒しているのは見かけるが、それよりもお客さまが自分で拭けるようにしたほうがよいのではないか。

現在、お客さまご自身が消毒のため買い物かごを拭けるようにはなっておりませんが、従業員が高濃度アルコールを使用し拭き上げた消毒済みのお買い物かご及びカートと使用済みのものを別々に置き、消毒済みのものをお使いいただくよう告知を行う取り組みを進めています。

事前イオンカード会員向けお知らせや、5%引、10%引などのサンキューパスポートが以前はハガキで来ていたが、今はスマホでのサービスになっていて、スマホを持っていない人は優遇が受けられない。何か良い方法はないか。

スマホをお持ちでない方は、イオン銀行ATMからサンキューパスポートなどのクーポンをお受け取りになることができます。スマホをお持ちの方は、イオンウォレットアプリをご登録いただき、アプリからイオンカード会員さま向けのクーポンをお受け取りになることができます。

株主優待

総会事前新型コロナウイルスの影響でイオンラウンジを閉鎖しているが、再開してほしい。再開の見通しや今後の運営方法について伺いたい。

イオンラウンジは現在閉鎖しており、株主の皆さまには楽しみにしていただいているにもかかわらず、ご迷惑をおかけしており大変申し訳なく存じます。再開については、環境面、運用面、双方ともに新しい生活様式に合わせたものに切り替えていくことが必要であり、その準備に時間を要しています。今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。

事前オーナーズカードのキャッシュバックの仕組みは他社がなかなか真似できない株主優待だと思っているが、いつごろからどういう経緯で始まったのか。

「オーナーズカード」は株主優待制度として、前身のジャスコ株式会社時代の1985年により導入し、以来多くの株主の皆さまにご利用いただいています。イオンでは、株主の皆さまに店舗でのお買い物を通じて事業活動をご理解いただき、株主さまとしてのみならず、お客さまとしてもイオンの事業活動に参画いただきたいとの想いのもと本制度を導入しています。

事前一般的に税抜き価格に対して、割り引き等が適用されるものが多いような気がするが、株主優待制度のキャッシュバックの対象金額が、なぜ税込みなのか。経費削減の観点から、対象金額を税抜きにするべきではないか。

適用対象金額に関しては、開始当初より株主の皆さまへのわかりやすさという観点から、最終のお支払い金額である税込金額をキャッシュバック対象としています。昨年10月の消費増税時には、株主の皆さまより還元率アップのご要望を数多く頂きました。少しでも消費増税の負担軽減を感じていただけるよう引き続き条件を変更せず適用していますが、ご指摘いただきました課題に関しましては、今後とも継続的に検討してまいりたいと存じます。

トップバリュ

事前「トップバリュ グリーンアイ」ブランドの商品や、オーガニックの商品をもっと増やしてほしい。また近隣の店舗で取り扱いがないので、取り扱い店舗も増やしてほしい。

「トップバリュ グリーンアイ」はお客さまの健康及び環境への意識の高まりを踏まえ、品揃えと取り扱い店舗の拡大をグループ一丸となって推進しています。オーガニック農産物については「イオン・オーガニック・アライアンス(AOA)」を昨年に立ち上げ、オーガニック事業者とイオングループのパートナーシップを強化し、地域ごとのオーガニック農産物の供給量・取り扱い品目の拡大を進めています。
イオン・オーガニック・アライアンス(AOA)についてはこちら

事前今までは他社ブランド商品が好きだったが、最近トップバリュ商品の品質と味が向上しているような気がする。特に冷凍食品やレトルトはとてもおいしくて安くて助かっている。今後もどんどんプライベートブランド商品の充実とさらなる改良をお願いしたい。

事前トップバリュは我が家ではとても不評である。価格が他社ブランド品と比べて安いというのは評価できるが、味が悪いものや、クオリティーが低いものもある。今後どのような商品にしていくのか伺いたい。

トップバリュの味・品質向上に取り組む商品づくりの基本は、お客さまの声を商品に生かすことです。商品の発売前には、お客さまにご試食していただき、「おいしい」「買いたい」というご評価をいただいた商品のみを発売し、商品の発売後もお客さまから頂いたご意見・お申し出に基づき商品を改良し、リニューアルしています。どのようなお声であっても、お客さまからのご意見として真摯にお受けし商品開発や商品改善に継続的に取り組むことで、お客さまのご期待を上回れるよう味・品質の向上につなげていきます。

環境・社会貢献活動

事前食品廃棄ロスへの対応と今後の取り組み、目標について教えてほしい。

食品廃棄物は世界的な課題であると同時に、サプライチェーン全体で取り組む必要性があることから、その削減は生産者と消費者をつなぐ小売業として重要な使命であると考えています。2017年10月には、「イオングループ食品廃棄物削減目標」を策定し、2025年の食品廃棄物半減等を目指し、グループ横断での取り組みを開始しています。また、昨年は世界各地の小売企業等とともに参画する「10X20X30食品廃棄物削減イニシアティブ」の日本プロジェクトを国内の食品メーカー等21社とともに始動しました。
イオングループ食品廃棄物削減目標はこちら
10X20X30食品廃棄物削減イニシアティブについてはこちら

事前透明容器についてもリサイクルを進めてほしい。

使い捨てプラスチックの問題は当社としても重要な課題と考えています。事業を通じて発生する使い捨てプラスチックについては、まず削減する、減らせないものは、より環境負荷の少ない素材に置き換える、あるいは資源として有効活用する、という考え方のもと、店舗や商品を通じて取り組みを進めています。透明容器については一部のイオンの店舗で回収していますが、使い捨てプラスチックの削減や有効利用の観点から、今後の回収店舗拡大やリサイクル後の製品利用等も含め、重要課題のひとつと認識して検討を進めています。

株主総会

総会事前来年以降も株主総会のライブ中継を続けてほしい。

さらに開かれた株主総会を目指し、検討いたします。

その他

総会トイレットペーパーの不足がニュースになったとき、イオンの店頭でトイレットペーパーの大量陳列を見て安心した。ただ、新型コロナウイルスの影響下で働いている従業員は不安ではないかと思うので、従業員あてにメッセージを出してはどうか。

現場で働く従業員のおかげでこの危機的な状況下においても営業することができています。また、営業休止を余儀なくされているグループ会社の従業員が営業継続しているスーパーマーケットなどに臨時に移り、忙しい現場を助けていることは、非常に有難いことです。このような従業員に対してきちんとメッセージを出すべきと考えており、新社長のもとで準備中です。

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