第96期定時株主総会
株主さまからいただいた主なご質問・ご意見
※株主の皆さまから事前にいただいたご質問・ご意見と株主総会内でいただいたご質問・ご意見の中から、ご関心が高いと思われるものを中心に回答をさせていただきます。
議案に関して
役員に女性が少ないのではないか。障がいをお持ちの方を入れるなど、経営陣の視野を広げていただきたい。
- イオン(株)の女性役員は、取締役1名、執行役副社長1名、責任者1名が就任しています。当社では「人材こそが最大の経営資源」と考えており、性別だけでなく、国籍、年齢、経歴等に関係なく、多様な従業員一人ひとりが、いきいきと活躍出来るダイバーシティ経営を今後も進めてまいります。
買収防衛策では、株主の意見は反映しているのか。また導入理由を説明してほしい。
- 買収防衛策は、株主さまのご意見が反映するよう、有効期限を設けており3年毎に継続するか否かを株主総会でご判断いただいております。防衛策は、株主の皆さまが十分かつ正確な情報と十分な時間のもとにご判断いただけるよう導入するもので、特定株主グループの議決権割合が20%以上となる株式買付行為等が伴う買収提案があった際のルールを予め定めたものです。
経営方針
中国における事業展開におけるリスクをどのようにコントロールしていくのか。
- 海外における事業展開のリスクは中国に限ったことではなく、政治的な観点からもそれぞれの国にリスクがあり、バランスを取りながら舵取りをしていかなければならないと考えています。海外リスクについては、常に考慮し取り組んでまいります。
グループのコンビニエンスストアが少ないが、通販でコンビニエンスストアを受取拠点として活用する施策は、あるのか?
- お客さまが商品をお買い求めになる場が多様化している中、イオングループの持つ店舗、とりわけお客さまの身近に店舗を構えるコンビニエンスストアはお客さまの利便性に資する拠点の一つであると考えています。同時に、グループの店舗など既存の拠点だけに拘らず、ロッカーや様々な手段で、場所や時間に関わらず商品を受け取れるようなサービスの提供を行っていく予定です。
新型コロナウイルスへの対応
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から店内の混み具合がネット等でもわかるようにして欲しい。
- イオンモールでは、来館者の人数をカウントするシステムにより在館人数を管理し、一定条件になれば、入場制限を実施するルールとしています。また、イオンモールのアプリでは、混雑状況をご確認いただけるようにしていますのでご利用ください。
イオン新型コロナウイルス防疫プロトコルはイオンホームページ上などで公開されていますか?
- お客さまや取引先さまにも当社の防疫対策を徹底いただくため、科学的根拠に基づく防疫対策の基準を示した「新型コロナウイルス防疫プロトコル」を2020年6月に制定し公開しております。下記サイトにてご確認ください。
イオン新型コロナウイルス防疫プロトコル 東南アジアでの変異株の感染拡大が報告されているが、リスク対策はどうなのか?
- アセアン各国、各社におきましても、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、イオンの防疫プロトコルを徹底しています。日本と同じく、全従業員がコロナハンドブックを持って、防疫を徹底しております。今後も、安全・安心なお買い物いただけるよう努めてまいります。
店舗・サービス
アプリとクーポンが多すぎる。アプリの統合、クーポンの簡略化を検討して欲しい。
- 今後、アプリやクーポン、付与されるポイントについては使いやすい形にまとめられるようにしていく方針です。新型コロナウイルスも相まってキャッシュレスが急速に社会に浸透しています。当社ではデジタルシフトの主要施策として、デジタル事業と店舗のデジタル化を挙げており、グループ各社がデジタル活用により、便利で、魅力的な買い物体験を提供できるよう取り組みを進めてまいります。
今後、築年数が30年を超えるなど老朽化したイオンモールは建て替え等が必要になると思います。それらの耐用年数を迎えたイオンモールは今後どのようにしていくのか。
- イオンモール株式会社では、事前に店舗年齢を含めたハード上の情報や周辺の商環境の変化を毎年予測して、イオンモールの計画的修繕、リニューアルを実施しております。今後も、魅力あるショッピングセンターが維持できるよう投資計画に反映させ計画的に取り組んでまいります。
レジゴーを使ってみました。とても良い仕組みですが、クーポンをスマホ・アプリと連動して欲しい。
- レジゴーは、お客さま自身が貸出用の専用スマートフォンで商品のバーコードをスキャンし専用レジで会計する“新しいお買物スタイル”を提供しています。また、日頃、お使いの端末でもレジゴーの操作が可能になるアプリも配信しております。今後は、お客さまのお買物がより快適にご利用いただけるように、各種アプリクーポンの連携に向けてシステム改修を検討してまいります。
商品
「グリーンアイの商品を増やして欲しい」 食品添加物無添加商品、無農薬等、からだに優しい商品の開発をお願いします。
- 「トップバリュ グリーンアイ」はお客さまの健康及び環境への意識の高まりを踏まえ、品揃えと取り扱い店舗の拡大をグループ一丸となって推進しています。オーガニック農産物については、”イオンオーガニックアライアンス” の会員生産者さまとのお取り組みを通じて、生産者さまと小売との相互協力により、供給の拡大に努めています。また、グリーンアイブランドに加え、主に肉や乳製品、白米などを植物性の素材に置き換えたトップバリュ「ベジティブ」シリーズの拡大にも努めています。今後も健康と環境に優しい商品づくりを進めてまいりますので、ご期待ください。
サプライチェーンの国際化・複雑化に伴って、直接生産者が見えにくくなっていると思いますがフェアな条件で調達していくことについて、方針を教えて欲しい。
- プライベートブランド トップバリュの製造委託先さまには、2003年に制定した「イオンサプライヤー取引行動規範(イオンサプライヤーCoC)」の遵守をお願いしており、製造委託先さまの従業員の人権が守られた安全で健康的な職場環境を保証していただくことに加え、サプライチェーン全体における社会的課題の解決に向けて組織全体で取り組むことを強く求めています。これらの方針のもと適正な条件での調達を行ってまいります。
環境・社会貢献
EV車が今後急増することが予想されますが、急速充電設備の設置など今後どの様に対応していくのか。
- 電気自動車の普及が加速すると想定しており今後、普及率の高まりを見越した充電機器の目標設置台数や、現状のお客さまの利用状況を精査の上、設置台数を拡大してまいります。また、快適にご利用いただけるよう、改善に努めてまいります。
食品廃棄ロスへの対応を教えて欲しい。
- 食品廃棄物は世界的な課題であると同時に、サプライチェーン全体で取り組む必要性があることから、その削減は生産者と消費者をつなぐ小売業として重要な使命であると考えています。2017年10月には、「イオングループ食品廃棄物削減目標」を策定し、2025年の食品廃棄物半減等を目指し、グループ横断での取り組みを行っています。また、世界各地の小売企業等とともに参画する「10×20×30食品廃棄物削減イニシアティブ」の日本プロジェクトを食品メーカー等とともに行っています。
株主優待・株主還元・その他
イオンラウンジの利用が停止されたままですが、感染症対策を施し、入場制限を行った上で再開する考えはないのか。
- 株主の皆さまにはご迷惑をおかけしており、大変申し訳なく存じます。
店舗により規模は異なりますが、多くのラウンジは、密閉した空間です。くわえてご利用人数が多い施設であり、ご利用者が集中した場合、密を作ることで感染リスクが高まります。今後、感染が収束し、安心してご利用いただける環境が整った段階で再開を検討したく考えています。ご不便をおかけしますが、ご理解いただきますようお願いします。 来年も、インターネット出席ができる株主総会を継続して欲しい。
- お住まいの場所にとらわれず、より多くの株主の皆さまがご出席できる株主総会になるよう、次年度以降も継続して開催できるよう努めてまいります。
配当金の方針及び、当期の予定を教えて欲しい。
- 当社の株主還元政策は、中長期的な成長による企業価値向上と利益還元のバランスの最適化を図ることを重点施策と位置付け、連結業績を勘案した配当政策を行ってまいります。1株当たり年間配当金につきましては、前年以上を維持しつつ、連結配当性向30%を目標として定め、さらなる利益成長ならびに株主還元に努めていきます。なお、2021年度に関しては、1株あたり、中間配当金18円、期末配当金18円で年間36円を予定しています。
EC取引でも株主優待が適用される事を期待します。
- 2021年6月現在、オーナーズカード(株主さまご優待カード)では、イオングループ各社が運営する「おうちでイオン“イオンネットスーパー”」、「おうちでイオン“イオンショップ”」、ダイエーが運営する「ダイエーネットスーパー」、「ダイエーネットショッピング」、イオン北海道が運営する「ネットで楽宅便」、「イオンeショップ」でのご利用がキャッシュバック特典になります。ネットスーパーやネットショップの各サイト内でオーナーズカード情報を事前にご登録いただくことで利用できます。
今後も、オンラインショッピングの広がりに対応し、ご利用いただけるサイトの拡大に努めてまいります。