活動レポート(中部・北信越)
日本全国で約450のチアーズクラブが活動しています。
裾野イオンチアーズクラブ
自然の恵みに感謝してお魚をいただこう!
社内の「お魚博士」である、滝野さんに魚の構造、生育環境、栄養面について教えていただきました。
大分県産の約6kgのブリを実際に解体し、頭、心臓、肝臓、胆のう、皮、中骨、腹骨、ヒレ、胃袋、エンガワ、脂肪、エラ、カマ、血合い等様々な部位を説明していただきました。可食部である身肉以外の細部を目の当たりにし、想像と違った触感があると驚きつつ、魚に対する興味が向上した様子でした。回遊魚でありながら、心臓は思ったより小さく、この心臓で東シナ海から日本海、太平洋まで遡上できることに感心しました。魚も海の食物連鎖の中で生き残るために、環境によって体の色に特徴を凝らしていたり、速く泳ぐために硬くて鋭い尾びれになる特徴があることも分かりました。
普段、丸の大きな魚を切り身にするまでの工程を見たことがないメンバーにとっては全てが新鮮で、真剣に見つつも滝野さんの器用な包丁さばきには大きな歓声も出ておりました。さばいてもらったブリはバジルソースで味付けをし、自然の恵みに感謝しながらいただきました。また、魚についての質問では、魚の種類、平均寿命、捕獲方法、競りでの値段のつけ方などが出ました。
今回の活動を通して魚(自然の恵み)をいただく背景には、海の環境、魚を取り巻く生物、人間の仕事模様等様々なことが関わっていることがわかりました。自然の恵みに感謝し、食べられる喜び、旬の素材のおいしさを改めて感じる機会となりました。

【小学5年】男子

【小学4年】女子

【小学2年】女子

コーディネーターよりひとこと
日頃、私たちが食材に対して感謝の気持ちを持っていなかったことに気づかされました。海の恵み、自然の恵みのあたたかさ、大切さをより深く考えさせられました。
これからはあらゆる物に対して、感謝の気持ちを持って調理し、いただきます。
マックスバリュ裾野店
(左から)青木 妃佐子、
渡辺 梅子

伊豆長岡イオンチアーズクラブ
「黒米」の種選びから収穫体験まで植物の大切さを学びました
マックスバリュ伊豆長岡店のある伊豆の国市は、静岡県の伊豆半島北部、田方平野のほぼ中央に位置し、温泉やイチゴで有名です。今回、伊豆の国市にある黒米生産農家さんのご協力のもと、地元の特産物である「黒米」の種選びから収穫・調理までの過程を体験しました。
スケッチをすることで植物が成長していることを目で感じ、手足や腰を使って田植えや稲刈りをすることで農家さんの苦労を体感し、育てた黒米で炊き込みご飯を作ることで食べ物が食べられるありがたみと自然の恵みを感じることができました。そのほかにも貯蔵されていた黒米の古米を使って、杵と臼でお餅を作ることにも挑戦しました。
黒米の田んぼの周りではトンボ、トビケラ、カエル、ヘビに遭遇し、少し山に入るとアケビやたくさんの栗があったり、イノシシの痕跡も残っていたり…。秋には木の実や葉っぱを使ったリースやおもちゃ作りも体験しました。
メンバー数は現在4人と少ないのでもっとたくさんのメンバーに参加してもらい、この恵まれている環境を大切にしながら、みんなで楽しく活動をしていきたいと考えています。

【小学6年】女子
チアーズ暦:
1年8ヶ月

【小学5年】女子
チアーズ暦:
1年8ヶ月

【小学4年】男子
チアーズ暦:
1年8ヶ月

コーディネーターよりひとこと
発足して2年足らずのクラブですが、「地産地消を考えながら、地元の特産品を子供たちにもっと知ってほしい」との思いから、2009年度は地元特産品でもある黒米を生産者さんの協力をいただき、活動テーマとしました。普段出来ないことを子供たちに体験してもらい、体で感じ取ってほしいと思います。これからもチアーズクラブの活動を通して、様々なことを今住んでいる地域で体験し、気づきの場につなげていきたいと思います。
マックスバリュ
伊豆長岡店
一ノ渡 通世
清水イオンチアーズクラブ
アニマルトラッキングに挑戦しました!
2011年2月6日(日)に、富士山麓に“アニマルトラッキング”に行ってきました。
ここ数ヶ月まとまった雨も降っていなかったので、活動場所の樹海には雪が少なく(下見時は辺り一面銀世界だったのに・・・)、みんなが楽しみにしていた野生動物の足跡は見つけられませんでした。
が、シカに皮を食べられたキハダやミズキなどの食痕や、シカやテンの糞を見つけたりすることで、この森が生き物たちの暮らしが営まれている場所だと実感することができました。
野生動物も、人間も楽しく、ご機嫌に暮らせる森を守っていくために、私たちに何ができるか?考えるよい機会になりました。

【小学3年】女子

【小学5年】女子

松本 晋さん
(チアーズエルダー:高校2年生)

コーディネーターよりひとこと
2010年度は「動物」をテーマに、私たちの身近なところに暮らす生き物との出会いを通して、環境と生き物のつながりを学びました。
7、8月の川の調査、10月は街中の公園、11月は動物園、12月は里山、そして2月は富士山麓の樹海・・・それぞれの環境で暮らす動物たちの生きる知恵や工夫に驚き、感動する子ども達の姿がありました。
この緑豊かな静岡の森や里、富士山の自然を守っていけるのは私たちの力しかないことにも気づくことができました。
これからも子ども達の笑顔と感動が地域に広がるような活動を企画していきたいと思います。
イオン清水店
毎熊 幸代
(社会貢献担当)

マックスバリュ東海イオンチアーズクラブ
わたしたちの大切な宝物「富士山」で清掃活動を行ってきました
今回は、マックスバリュ東海の3クラブ(三島本町店、裾野店、伊豆長岡店)合同企画として、NPO法人富士山クラブの協力のもと、富士山に行き清掃活動を行いました。
活動の目的は、富士山の富士宮口新五合目と麓のゴミ環境の違いを調べ、ゴミ拾いすることで富士山をより美しくすることです。
五合目に到着すると、あたり一面霧で覆われ、気温7度と突然真冬の世界に入ったようでした。
寒さに圧倒されながらも観光客の多い道路周辺をみんなでパトロールしながらゴミを拾いました。
傘などの大きなものもありましたが、ゴミは比較的少なく感じました。
富士山麓の国道469号線沿いは、気温がぐんと上がり一気に汗をかきはじめました。
車やトラックの行き来が多いため、車道にはみ出さないよう注意しながらゴミ拾いをしました。
ゴミはところどころに点在しており、チャイルドシートやパソコンのキーボードなどの粗大ゴミもありました。また、車から投げ捨てたと思われるタバコの吸殻や空き缶、ペットボトル、お菓子の袋などが多く目立ちました。
富士山はわたしたちの大切な宝物でありながら、富士山周辺にはまだまだたくさんのゴミが落ちていることがわかりました。今回の活動をきっかけに子供たちがポイ捨てせず、また富士山に対する思いを大事に持ち続けてくれることを期待しています。

【小学3年】男子

ゴミの量が多くてビックリしました。
【小学2年】男子

【小学5年】男子

コーディネーターよりひとこと
毎年活動テーマは変わりますが、その中で地元ならではの活動を取り入れるよう心がけております。
チアーズメンバーに自分たちの地域について知ってもらい、日常生活で活かし、また地元に還元できればと考えております。
そのために日ごろより様々な方にご協力いただきながら企画・実施しております。
今回の富士山清掃活動では、わたしたちが誇る富士山には雄大さや美しさがある反面ゴミ問題があることをメンバーに知ってもらい、大切な富士山をこれからも次世代に残していくためにも自らできることを考えるきっかけになってくれればと思います。
マックスバリュ東海(株)
環境・社会貢献部
大橋 由貴

新発田イオンチアーズクラブ
越後平野と渡り鳥、飛来数は日本一!
2016年「動物」をテーマに新潟へやって来る渡り鳥について活動をしました。越冬のため秋から春の間、北の国から新潟へやって来る渡り鳥のハクチョウやオオヒシクイについての活動によって、メンバーは地域の環境とそこに暮らす人々のつながりを学ぶことが出来ました。
メンバーは、春は瓢湖や福島潟で渡り鳥の生態や環境について、夏は野鳥と環境のつながりを新潟県愛鳥センター紫雲寺さえずりの里で学びました。秋は北の国からやってきたハクチョウやオオヒシクイの観察を行い、瓢湖では現在三代目となる白鳥おじさんの餌付けを見学しました。
餌付けが始まると空気が一変するほどの迫力で、それまで周辺の田んぼなどに出かけていたハクチョウも瓢湖へ戻り、餌を食べていました。冬は活動で学んだこと、気が付いたこと、感じたことをメンバーで話し合いました。メンバーは、特に国の天然記念物に指定され、ラムサール条約登録湿地になっている瓢湖の環境が、今日にいたるまで白鳥おじさんによる野生のハクチョウへの餌付けの成功がきっかけとなり、多くの人々の協力が得られて守られていることが印象的だったようです。そこで瓢湖のことをたくさんの人に知ってもらい、好きになってもらいたいとの提案からメンバーでハンドブックを作成しました。ハンドブックは瓢湖管理事務所の方のご協力により、白鳥の里に設置してもらいました。一年の活動をまとめる壁新聞作成では、活動の紹介と学習のまとめ、そして越後平野の環境を未来に繋いでいくための呼びかけを加えて作成することが出来ました。
地域の環境と地域の人たちから学ぶことが多かった今回の活動は、メンバーにとってとても貴重な体験になりました。

【中学1年】女子

【小学6年】男子

【小学4年】女子

コーディネーターよりひとこと
新発田イオン チアーズクラブでは、地域ならではの環境学習を中心に活動しています。青く広がる空、緑あふれる山々、雪解け水が流れる川、キラキラ輝く海での活動は新潟の美しい自然を満喫することが出来ます。メンバーは活動時、その時その場で感じたことを記録に残して意見交換を行います。興味を持ったことについて、地域の方々やNPO法人の方々に教えて頂く機会もあります。人との関わりやメンバー同士の仲間意識は、感謝する心や助け合う心を育み、同時に社会的ルール・マナーを身につけることが出来ます。私たちが活動で伝えたいことは、かけがえのない美しい環境に気づき、守り続けるための行動が出来るようになること。そしてまわりの人達にも伝え、広げることが出来るように活動を続けていきます。これからもメンバーが興味を持ち、積極的に活動できる体験を企画していきます。
新発田イオン
チアーズクラブ
コーディネーター
宮澤 久子
新発田イオンチアーズクラブ
「加治川探検隊」活動に行ってきました!
7月31日(土)、新潟東店、新潟南店、新発田店の3店舗のチアーズクラブが合同で、新発田市赤谷地区にある滝谷森林公園で自然体験学習を行いました。
「NPO法人 加治川ネット21」さんのサポートの下、講師から水辺の生き物のお話やいろいろな生き物を見せていただき、当日参加した子供たち34人は興味津々でした。
最初は「フィールドの水環境を知ろう」ということで、周辺から水を採取して水質検査を行ないました。メンバーを5班に分けて2つの池、沢水、加治川、水路の水を採り、CODとアンモニアや硝酸、亜硝酸とリンなど5種の水質を調べました。次に丘の池に移動して生き物調査を行ったところ、ヤゴ、イモリやカエルがしっかりと生きていました。
続いての沢の水路探検では、大きなサワガニをつかまえることが出来ました。昼食後は水鉄砲づくりとストーンアートに分かれての工作タイムで、終了後は的当て放水に興じたり、化石づくりを行い、個性的な絵が描かれました。
最後は加治川におりて水遊び体験です。流れのある場所で泳いだり遊んだり、ライフジャケットを着用しているので川の中に花が咲いたようです。
今回の活動は、メンバーにとって忘れられない貴重な夏休みの体験となりました。

【小学4年】女子
【小学4年】女子
【小学6年】男子
コーディネーターよりひとこと
2010年度のイオンチアーズクラブのテーマは「動物」(魚、鳥、昆虫などを含む)。新潟県は生き物がたくさんいて、自然にとても恵まれた環境です。この度の「加治川探検隊」の活動では、子どもたちが自然の中で思い切って遊ぶという体験を通し、生き物が安心してくらせる環境をたくさん学び、考えることができました。
特に大きな収穫として、(1)身近な生き物を知るとともに、生き物について真剣に考えるようになったこと (2)体験を通して川の環境について興味を持ち始めたこと (3)自分の意見が発表出来るようになったことなど、主として3点が挙げられます。
3店舗合同の活動は今回が初めてではなく、ここ数年来一緒に行動を共にしてきていることから、仲間意識が強くなり、目上の人を敬ったり低学年の面倒をみるといった社会的なルールやマナーをメンバーは身につけています。今後の活動における子どもたちの更なる成長が楽しみです。
新発田店サポーター
(左から)佐久間美智子、
永原行敏、宮澤久子
